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怪談一つ目地蔵

  • かいだんひとつめじぞう
  • Ghost from the Pond
  • ----


  • 平均評点

    71.0点(4人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 時代劇 / ホラー
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/7/14
上映時間 66分
製作会社 東映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督深田金之助 
脚本村松道平 
企画植木源次朗 
撮影杉田正二 
美術井川徳道 
音楽高橋半 
録音安田俊一 
照明和多田弘 
編集宮本信太郎 

キャスト

出演若山富三郎 間柄京之介
千原しのぶ お浪
富田仲次郎 重五郎
東竜子 おさわ
花園ひろみ お絹
望月健佐 治助
田中春男 伊助
浦里はるみ おたき
有馬宏治 竹本亀之介
時田一男 金太
美山れい子 お千代
乾貞子 おみつ
富久井一朗 三次
立松晃 伝蔵
明智八百栄 お咲
江原永容 幼年時代の京之介
仁礼功太郎 中谷
島田秀雄 岡野
荒木忍 妙厳禅師
五条恵子 おしん
仁科克子 おゆみ

解説

「ふたり若獅子」のコンビ・村松道平と深田金之助がそれぞれ脚本と監督を担当した、お盆用お化け映画。撮影は「唄ごよみ出世双六」の杉田正二。

あらすじ

泥棒伝蔵は仕事の足手まといと、赤ん坊お浪を古池のほとりの一つ目地蔵のそばに捨てた。間柄家に忍び入ったが、少年京之介にきり殺された。相棒の重五郎は彼を見捨て千両箱を持って逃げた。途中、捨てたお浪を殺そうとした。その時、地蔵の眼が光ったという。思わずアイクチをとり落し、お浪の頬を傷つけただけだった。--二十年たつ。御家人間柄京之助は水芸師小浪太夫に通いつめた。お浪は通りがかった亀之助一座に拾われたのだ。いつか京之助に心を燃していた。遊び人の伊助が仲をとり持った。お高祖頭巾で頬の傷をかくして、逢った。父の命を奪った男とは夢にも知らなかった。京之助は金に困ってきた。お浪に小遣をねだり始めた。伊助は中にたって、お浪から親の片身のかんざしまで取りあげた。京之助は悪浪人にからまれた町娘を助けてやった。質商伊勢屋重五郎の一人娘お絹。伊助は小金かせぎに情婦のおたきと、京之助とお絹を結びつけようとした。京之助はお浪のみにくい傷を知った。伊助の口車に乗り、お絹にのりかえた。色と欲だ。伊助はお浪を連れだし、きり殺し、古池へ突き落した。お浪は恨みの言葉を残して水中へ没した。その夜、京之助とお絹は螢狩りに古池へ行った。水面にすさまじいお浪の顔が現れ、お絹は卒倒した。お浪のかんざしはお絹の頭に飾られていたが、鏡に映すと顔の半面が血に染った。重五郎はかんざしから二十年前を思い出し伊助に持たせ寺で供養させた。が、お浪の怨霊は、伊助を動かし、おたきをかんざしで殺させ更に伊助を水芸一座の廻り舞台の綱でしめ殺す。重五郎は血だらけの伝蔵に呪われ、穴倉の千両箱の下敷になって死ぬ。京之助がお絹を抱くと、首がお浪に変った。逃げる拍子にカヤに火がついた。京之助はお浪の導くままに追っていった。遂に古池に姿を消した。--お絹は地蔵に祈るほかなかった。

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1959年7月下旬号

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