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伝七捕物帖 女肌地獄

  • でんしちとりものちょうにょはだじごく
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  • 平均評点

    52.0点(7人)

  • 観たひと

    15

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/2/10
上映時間 89分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督酒井欣也 
脚色高岩肇 
原作城昌幸 
土師清二 
陣出達朗 
野村胡堂 
製作杉山茂樹 
撮影片岡清 
美術川村鬼世志 
音楽万城目正 
録音森沢伍一 
照明市橋重保 
編集太田和夫 

キャスト

出演高田浩吉 黒門町伝七
瑳峨三智子 伝七の女房お俊
名和宏 竹造
浪花千栄子 竹造の叔母お虎
石黒達也 尾形玄庵
伊吹友木子 玄庵の娘おれん
佐藤好昭 伊勢屋菊太郎
川口のぶ おくめ
伏見恵子 おしげ
澤村國太郎 遠山左衛門尉
海江田譲二 神崎弥十郎
大邦一公 田島備中守
山路義人 早縄五平
中田耕二 子分三太
乃木年雄 近江屋番頭金兵衛
戸上城太郎 弥五郎
青山宏 不死身の鉄
田中謙三 弁慶の政
高屋朗 磐若の三
天王寺虎之助 丑松
西田智 隼の吉
笹川富士夫 奉行所の下役
森八郎 見世物小屋口上
滝沢ノボル 生人形一座の呼込
滝川美津枝 播磨湯の女将
高山裕子 長屋の老婆
大泉滉 見世物小屋の芸人
サトウ・サブロー 見世物小屋の芸人
ダーク・大和 見世物小屋の芸人
曽呂利祐平 見世物小屋の男
真木康次路 花聟
西村公江 花嫁
宇野健之助 仲人
河上君江 仲人
南光明 家主
大和久乃 女房
中島淑恵 廃屋の花嫁
伴淳三郎 獅子っ鼻の竹

解説

城昌幸・土師清二・陣出達朗・野村胡堂の原作を、「共犯者」の高岩肇が脚色、「大盗小盗」の酒井欣也が監督した伝七捕物帖シリーズの第十話。撮影は「二等兵物語 あゝ戦友の巻」の片岡清。

あらすじ

江戸の町には花嫁誘拐事件が続発した。現場には獣の毛が落ちている以外に何らの手がかりもない。現場を検分に行った伝七は、帰路、女の変死に出会った。女は湯女・おしげで、下っ引の又八と駈け落ちの途中で難にあったことが分った。伝七はおしげの友人・おくめから事情を聞こうとしたが、おくめも見知らぬ男に狙われているという。--廻船問屋近江屋庄左衛門の娘おれんと伊勢屋菊太郎との祝言の夜、伝七の目の前で花嫁が掠われた。行方不明になっていた又七の死体も発見された。その腹巻には阿片が隠されてあった。同じ夜、吹矢で殺されたおくめの懐中からは、おしげから預ったという成田山のお札が失くなっていた。吹矢の猛毒と阿片から、伝七はその裏に大がかりな阿片密輸事件がひそんでいると睨んだ。奥山一帯を探索中、男の死体を見つけた。阿片中毒の権威として名高い医師・尾形玄庵の目利きの結果、男は阿片中毒者と分った。奇妙な守札も首にしていた。伝七は、かねてから目をつけていた奥山の酒場「長兵衛」が阿片窟であり、守札もそこから出ていることを知った。だが危険と感じた元締は、女将のお蝶に命じて店を閉め、地獄極楽の生人形の見世物に転向した。生人形の見物に出かけた伝七は、怪しい人形作り六兵衛を見つけこれを追ったが、お蝶配下の弥五郎たちに邪魔された上、折から突発した火事に阻まれ見失った。事件にお蝶一味が関係あることを見ぬいた伝七は「長兵衛」に駈けつけた。お蝶の姿はなく、複雑な仕掛けのある地下道が発見された。その内部には、さまざまなポーズの女肌人形、失心した花嫁たち、釜に薪をくべる六兵衛の姿があった。六兵衛の仮面をはぐと、それはなんと、尾形玄庵であり、近江屋庄左衛門であった。麻薬密輸の陰謀から彼は一人三役を演じていたのだ。間もなく一味が一網打尽となったのは云うまでもない。

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