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西銀座駅前

  • にしぎんざえきまえ
  • The Lights of Night
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  • 平均評点

    58.6点(49人)

  • 観たひと

    81

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル コメディ / ミュージカル
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/7/29
上映時間 52分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督今村昌平 
脚本今村昌平 
原案今村昌平 
企画茂木了次 
撮影藤岡粂信 
美術中村公彦 
音楽黛敏郎 
録音橋本文雄 
照明森年男 
編集中村正 

キャスト

出演フランク永井 歌とジョッキー
柳沢真一 大山重太郎
山岡久乃 大山理子
山根恵子 大山あかね
島津雅彦 大山武
西村晃 浅田康
初井言栄 浅田ヒサ
神戸瓢介 栗田
小沢昭一 万太郎
堀恭子 五十嵐ユリ
堀恭子 サリー
重盛輝枝 女店員花田
堺美紀子 バーAマダム
エミー瀬尾 バーA女給

解説

フランク永井のヒット・メロディを素材にした歌謡コメディで、脚本・監督は「盗まれた欲情」の今村昌平。撮影は「羽田発7時50分」の藤岡条信。柳沢真一西村晃・小沼昭一・堀恭子らにフランク永井が歌とジョッキーに出演。

あらすじ

さざなみ薬局は西銀座駅前、スキヤ橋センター商店街の一劃にある。理子夫人は薬剤師で、旦那の重太郎氏は夫人の尻に敷かれっぱなしの恐妻家、他に子供が二人ある。重太郎には奇病があった。昔、彼が南方戦線で奮戦中、ふとしたことからチャリ島に漂流し、原住民の娘サリーと束の間の恋をした。その楽しい幻想が、時々現実と混乱してしまう。という病気で、不思議なことにサリーの顔が、前の万年筆屋店員ユリにそっくりだった。重太郎の親友で獣医の浅田は、精神的糞ヅマリ症で浮気が唯一の薬と診断した。ある日理子は浅田夫人のヒサと湘南の海浜に遊びに出かけた。二晩の自由を得た重太郎は、浅田にけしかけられて、浮気をしようと思った。ところが、彼の脳裡には理子の怒った顔がちらつき、店員や外交員には馬鹿にされ、くさりきっていた。遂に、堪忍袋の緒を切った重太郎は、その夜、浅田とフランク・永井の出演するバーABCなどで、泥酔した。そして失敗の連続の末、バーからつまみ出されてしまった。通りかかったユリは、彼を介抱して家まで連れかえった。それをみた浅田は、また重太郎を煽動するのだった。ユリからの電話を幸に、浅田の書生栗田から恋の手ほどき--腹一杯御馳走して欲しがるものを買ってやり、モーターボートに乗って東京湾に出て後はエンジンが故障して……。を教わった。筋書は成功したが、一方ユリ--実は理子から頼まれてた重太郎の監視役--は彼の善人ぶりをみて、だんだん好意をもつようになった。今やクライマックスというときに、一天俄にかき曇り、ボートは仲へ沖へと流された。何時間かの後、二人は眼をさました。そこは熱帯樹の繁茂する南海の孤島らしかった。まんじりともせぬ一夜が明けた。翌朝、裸の子供たちをみつけて後を追った。そこでみつけたのは、なんと「湘南熱帯植物園」の立札だった。偶然にもそこの隣に理子たちがいるではないか。台風のため、安否をきづかって来てくれたと早合点した理子は、重太郎を固く固く抱しめた。ユリの報告では、よろめきは重太郎ではなく、ユリ自身であるとしてあった。そして、理子は重太郎をつくづくと見直した。

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