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おこんの初恋 花嫁七変化

  • おこんのはつこいはなよめしちへんげ
  • Ever-changing Bridegroom
  • ----

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  • 平均評点

    50.0点(1人)

  • 観たひと

    5

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 時代劇 / ファンタジー
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/7/6
上映時間 85分
製作会社 東映東京
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督渡辺邦男 
脚色中田竜雄 
原作北条秀司 
企画児玉浩嗣 
原伸光 
撮影渡辺孝 
美術森幹男 
音楽米山正夫 
録音加瀬寿士 
照明元持秀雄 
編集祖田富美夫 

キャスト

出演美空ひばり おこん
美空ひばり お菊
西川鯉次郎 斧吉
田崎潤 代官
三浦光子 奥方様
山茶花究 庄屋
星美智子 おたま
浅岡すみ江 おとき
北川恵一 銀太郎
大沢幸治 良助
花岡菊子 おさん
岸井明 赤木
堺駿二 黒田
須藤健 権造
萩原満 六太郎
岩城力 甚作
森弦太郎 杢兵衛
宮坊太郎 馬を盗まれる馬子
広瀬恒美 虚無僧秋水
関山耕司 天狗
山本緑 親類の女
古賀京子 娘狐A
春丘典子 娘狐B

解説

東北の伝説に取材した北条秀司の戯曲の映画化で、雪山に住む娘狐と木樵の若者の恋を幻想的に描こうという音楽時代劇。脚色は「花笠若衆」の中田竜雄、監督は「女ざむらい只今参上」の渡辺邦男、撮影は渡辺孝。「女ざむらい只今参上」の美空ひばりが二役を演ずるほか、三浦光子・星美智子・堺駿二、それに西川鯉次郎が映画初出演。色彩は東映カラー。

あらすじ

山また山。このあたりは狐たちの天国だった。おこん狐は無類の歌上手。今日もおこんたちが唄い踊っていると、銀太郎狐が息せききってやってきた。おこんの弟狐、良助が村の庄屋に捕ったという。さっそく、おこんは庄屋の家へかけつけると、江戸の板前に化けたのだ。ちょうど狐の料理法に困っていた庄屋たちをまんまとだまして、おこんは弟を助けだした。庄屋たちが追ってきたが、そこはおこん狐、案山子になったり馬子に化けたり、みごと追手の目をくらました。おこんがホッと一息ついたとき、彼女は木樵の斧吉の掘った落し穴に落ちこんでしまった。さすがのおこんも泣きだしたが、斧吉は彼女を穴から出すと、歌と踊りをやらせただけで逃してやった。おこんはそれからというもの一人山にいる斧吉の世話をやいてやった。いつか慕情が芽生えた。しかし、斧吉には村に好き合ったお菊という娘がいた。おこんは不思議に彼女に似ていたが……。お菊は悪代官に見染められ、たまった年貢米の代りに無理やり女中奉公に上げられた。庄屋は代官の機嫌をとるため斧吉の山を差し押えた。怒った斧吉を寄ってたかってしばり上げたが、おこんが助けにきた。彼女は得意のドロンドロンで悪代官や庄屋たちをこらしめる。おこんはますます斧吉を慕うようになる。しかし、狐と人間では……。お菊は代官の奥方のやさしい計らいで奉公をとかれ、いよいよ斧吉と祝言を挙げることにきまった。おこんの気は転倒し、友達のすすめに乗って、お菊に化け一足先に輿入れた。その夜お祝宴のとき、おこんはたまらず総てを斧吉に打ち明け、姿を消した。お菊の行列が段々近づいてきたが、代官たちが襲いかかった。おこんはこっぴどく代官をこらしめた。むろん化かしの一手で、お菊は無事、斧吉に抱かれた。おこんは泣きながら斧吉の小屋の灯を眺めつづけた。

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