男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

阿波狸変化騒動

  • あわたぬきへんげそうどう
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    58.0点(1人)

  • 観たひと

    2

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/3/23
上映時間 77分
製作会社 新東宝
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督毛利正樹 
脚色赤坂長義 
原作林音弥 
企画小野沢寛 
製作大蔵貢 
撮影友成達雄 
美術宮沢計次 
音楽橋本力 
録音泉田正雄 
照明関川次郎 

キャスト

出演明智十三郎 金長狸
松浦浪路 小桜姫狸
久保春二 津田浦の太郎右衛門狸
城実穂 お小夜狸
丹波哲郎 千手小太郎狸
坂内英二郎 千切山の高坊主狸
高松政雄 夷山の円福寺狸
横山運平 淡路先山の芝右衛門狸
大谷友彦 大津の松兵衛狸
国創典 屋島の禿狸
高村洋三 藤の木寺の鷹狸
美丹洋子 お玉狸
柳生光良 小鷹狸
広瀬康治 地獄橋の衛門三郎狸
西一樹 天神森の火の玉狸
御木本伸介 渦潮の瀬戸兵衛
岬洋二 鳴戸の吉兵衛
古川緑波 大和屋茂右衛門
田原知佐子 お雪
徳大寺君 おたつ
野崎善彦 万吉
坊屋三郎 踊る男狸

解説

林音弥の小説の泉所載の原作を、「妖蛇荘の魔王」の赤坂長義が脚色し、「関八州喧嘩陣」のコンビ毛利正樹が監督、友成達雄が撮影した諷刺娯楽篇。出演は「毒婦高橋お伝」の明智十三郎、「戦雲アジアの女王」の古川緑波、松浦浪路、田原知佐子、丹波哲郎、城実穂、坊屋三郎など。

あらすじ

昔、狸ありけり。場所は阿波国日開野。金長という名の男伊達狸であった。人間に生捕りになったが、大和屋染物店の主人茂右衛門と娘お雪とに救われた。その恩返しに、破産しかけた大和屋を繁昌させてやった。彼が町中の人に衣類を染物に出させるよう仕向けたからである。一年後、金長狸は四国の狸の総元締である津田浦の太郎右衛門のもとへ武者修業に行くことにした。大和屋のお守りは眷族に命じ、藤の木寺の鷹狸を連れて出発した。太郎右衛門は金長と讃岐の大津の松兵衛狸との術比べを入門の条件にした。金長はまんまと松兵衛をだまし、その手並みに感心した元締は、彼を客分として扱い、正一位の位を授けた。津田の四天王の一人小太郎は元締が金長を一人娘の小桜姫狸の婿にして跡目を継がせようと思っているのを知り、面白くなかった。彼が小桜姫をおびきだした時、金長は彼女を救った。元締が正式に申出たのを、金長は大和屋守護の義理があるからと断った。小太郎は元締に金長が謀叛を図っているのだとざん言し、元締もそれを本気にした。或る夜、小太郎は元締と金長の宿を襲い、元締と金長の子分鷹狸を殺した。金長は傷だらけになり、阿波へ逃げ帰った。こうして、阿波方と徳島方に分れて、四国中の狸が戦端を開くことになった。金長は得意の葬式の術を使って、小太郎勢を急襲し小太郎を倒した。大乱戦の中を、大和屋茂右衛門が駈けつけ、和睦をすすめた。人間でさえ、戦争反対などといっているのに--。阿波には再び平和がやってきた。金長狸は小桜姫の婿となり、四国の狸世界の元締として平和維持に尽力したという。

関連するキネマ旬報の記事

1958年7月下旬号

日本映画批評:阿波狸変化騒動

1958年春の特別号

新作グラビア:阿波狸変化騒動

1958年3月下旬号

日本映画紹介:阿波狸変化騒動