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天狗街道

  • てんぐかいどう
  • Outlaw Station
  • ----


  • 平均評点

    61.3点(3人)

  • 観たひと

    4

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/10/8
上映時間 88分
製作会社 東映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小沢茂弘 
脚本比佐芳武 
企画藤川公成 
撮影坪井誠 
美術前田清 
音楽山田栄一 
録音石原貞光 
照明和多田弘 
編集宮本信太郎 

キャスト

出演大友柳太朗 名無しの権兵衛
里見浩太朗 与三松
花柳小菊 玉本小きん
丘さとみ おとよ
水野浩 甚兵衛
山形勲 小田井の岩太郎
加賀邦男 勘介
清川荘司 平吉
津村礼司 伝次
八汐路佳子 おたか
有坂かほる お松
月形龍之介 茂左衛門
松浦築枝 おきわ
進藤英太郎 相模屋権次
原健策 弥五七
吉田義夫 坂崎四郎三
伊東亮英 蛸松
国一太郎 鯛吉
有松宏治 河内屋清吉
阿部九洲男 松川左門
大文字秀介 三宅多八郎
常盤光世 小吉
吉野登洋子 小芳
石井麗子 小次郎
海野治子 小若
野崎邦江 小染
重本あき子 小太夫
星十郎 長次
時田一男 助八
岸田一夫 三吉
遠山恭二 藤吉
東日出雄 甚作
高松錦之助 次郎八
円山栄子 おしげ
村田宏二 庄助

解説

「水戸黄門(1957)」の比佐芳武の脚本を「股旅男八景 殿さま鴉」の小沢茂弘が監督、「阿波おどり 鳴門の海賊」の坪井誠が撮影した股旅時代劇。主演は、ゆうれい船 (前篇)」「ゆうれい船 (後篇)」の大友柳太朗、「水戸黄門(1957)」の花柳小菊、月形龍之介、ゆうれい船 (前篇)」「ゆうれい船 (後篇)」の丘さとみ、円山栄子。新人里見浩太郎など。

あらすじ

木曽街道を一人の針売りが歩いている。通称名無しの権兵衛。かつては江戸でならした博奕打ちの巳之吉である。ヤクザの世界に嫌気がさし、堅気になろうとおもったが、仲間の目がうるさく、慕う女芸人小きんをもふり棄てて潜かに、江戸を後にしたのだった。権兵衛は土地の親分小田井の岩太郎に、イカサマ博奕で喧嘩を売り草鞋作りの茂左衛門のところへ逃げこんだ。茂左衛門は倅の与三松がイカサマ博奕からぐれだし今は行方知れず、権兵衛にも堅気になれと、親身になって諭すのだった。村祭りが始った。岩太郎に追われる権兵衛は、悪博労の相模屋権次に荒されて困っている旅芝居の一座に逃げこんだ。そこで五年前に別れた小きんにめぐりあった。祭と一緒に開かれた馬市に、松本からはるばる甚兵衛とおとよの父娘がやって来た。せっかくの売上げも権次のイカサマ博奕で全部なくし、おとよと恋仲の与三松との二人は権次の家に監禁されてしまった。甚兵衛の困っているのを見た権兵衛は、与三松の名をきいて、茂左衛門の恩を思いだし、追いすがる小きんをおいて、権次のところへ駈け込み、持前の度胸で、居並ぶ博労たちをものともせず、無事におとよと与三松を助け出した。そして与三松に、国に帰って親孝行をしろというのだった。権兵衛も国にいる親のために、今度は本当の堅気になると決心した。やがて、甚兵衛と与三松とおとよ、反対の方へ権兵衛と、いまは晴れて彼の妻となった小きんの二人が別れを惜しみながら去って行く。今日も木曽街道は日本晴である。

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