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伝七捕物帖 銀蛇呪文

  • でんしちとりものちょうぎんじゃじゅもん
  • Curse of the Silver Snake
  • ----


  • 平均評点

    62.8点(6人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇 / サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/9/22
上映時間 97分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

出演高田浩吉 黒門町の伝七
福田公子 女房お俊
伴淳三郎 獅子ッ鼻の竹
小笠原省吾 橘三五郎
瑳峨三智子 小袖太夫
大邦一公 近江屋惣右衛門
水原真知子 妻勢津
伊吹友木子 長女お小夜
紫千代 次女お京
佐々木京子 千沙
野沢英一 番頭忠助
高野真二 手代伊乃吉
桜京美 下女お富
山田周平 丁稚益どん
高山裕子 乳母お菊
海江田譲二 神山弥十郎
山路義人 早縄の五兵衛
高屋朗 三太
中田耕二 半次
石黒達也 山内日向守
桂小金治 幇間露八
高木晋平 弥吉

解説

伝七捕物帖シリーズ初のワイド、色彩で描く活劇篇。捕物作家クラブの原作を元持栄と「続二等兵物語 五里霧中の巻」の安田重夫が共同脚色し、「伴淳・アチャコ・夢声の活弁物語」の福田晴一が監督、同じく片岡清が撮影した。主演は「大忠臣蔵」の高田浩吉、「淑女夜河を渡る」の福田公子、「伴淳・アチャコ・夢声の活弁物語」の伴淳三郎、瑳峨三智子。ほかに山田周平、石黒達也、大邦一公、山路義人、桂小金治、水原真知子など。

あらすじ

甲府勤番山内日向守は、禁制の麻薬を栽培して、江戸室町の薬種問屋の近江屋を通じて売らせていた。ある日近江屋に奇怪な呪文が舞込み、妻のお勢津が殺され、ついで次女のお京も何者かの手にかかって殺された。その後江戸の町に横笛を吹く幽霊が出るという噂がたった。北町奉行同心の橘三四郎は伝七に、この事件の協力を頼んだ。早縄の五兵衛に追われている近江屋の手代伊乃吉が、女房お俊の幼馴染みの花魁小袖太夫のところに隠れているのを助けての帰り、怪しげな猩々を目撃し、覆面の武士に襲われた。お勢津の死を疑った伝七は、墓をあばいて別人であることを発見し、両国の川開きで日向守と同じ船に乗っているお勢津をみつけた。そして近江屋がかつてお勢津に盲目で聾唖者の三女千沙を生ました日向守に彼女を献じたことをしった。一方、小袖は父が麻薬で廃人になり苦界に身を沈め、同心橘はかつては旗本だったが日向守の奸策で、お家断絶になったことも判った。川開きの翌日、日向守は何者かに殺され、噂の幽霊が銀蛇を操って、千沙の目前で近江屋を殺害した。伝七は一計を案じ、吉原の大口屋に事件の関係者を全部あつめて、千沙の身代りをつかって幽霊をおびき寄せた。そこに現れたのはなんと小袖太夫だ。麻薬のために死んだ父の恨みを晴すためで橘とは深い仲--二人で共通の仇を討つための犯行であり、猩々は橘の手先の弥吉の化けたものだった。捕手にかこまれた二人は、自からの手で命を絶った。

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1957年10月下旬号

日本映画批評:伝七捕物帖 銀蛇呪文