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三日月秘文

  • みかづきひぶん
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  • 平均評点

    43.7点(3人)

  • 観たひと

    4

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/7/21
上映時間 51分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督三隅研次 
脚色梅谷卓司 
原作陣出達朗 
企画高桑義生 
製作酒井箴 
撮影竹村康和 
美術中村能久 
音楽高橋半 
録音長岡栄 
照明古谷賢次 

キャスト

出演勝新太郎 三鬼与一郎
浦路洋子 鶴之助(月姫)
三田登喜子 津奈
荒木忍 三鬼清澄
杉山昌三九 黒木典膳
南部彰三 秋月監物
小柳圭子 お久の方
原聖四郎 大庭鉄之丞
橘公子 千代
藤川準 疾風五郎次
舟木洋一 一平
伊達三郎 五十嵐重太夫
水原浩一 小原源助
富田仲次郎 竜寛
東良之助 幸庵
光岡龍三郎 呑慶
堀北幸夫 虎巖
尾上栄五郎 星影民部
玉置一恵 瀬山主水

解説

陣出達朗の原作を梅谷卓司が脚色し、「編笠権八」の三隅研次が久々に監督した娯楽篇。撮影は、「源氏物語 浮舟」の竹村康和。出演は「怪猫夜泣き沼」の勝新太郎、三田登喜子、「弥太郎笠(1957)」の浦路洋子。ほかに荒木忍、橘公子、杉山昌三九、舟木洋一、南部彰三など。

あらすじ

黒木典膳の愛弟子鶴之助は、実は女で、しかも今は白雲党三鬼清澄に滅された信州三日月城主秋月頼母の姫として生れたのであった。生れたばかりの姫は、追手を逃れて京に辿りついたところを典膳に救われ、以来三日月城再興に備えて男として育てられながら武芸百般を教えられて来たのだった。この出生の秘密を打明けられた鶴之助は典膳に励まされ、三日月城再興へと旅立った。そして時を待ち侘びていた遺臣たちにめぐり合い、鶴之助は男装を解いて生れて始めて女の衣裳に手を通した。その翌日、遺臣の一人に連れられ城下に潜入した鶴之助改め月姫は、そこで白雲党の役人が一人の老婆を鞭打っているのをかばったことから思わぬ乱闘をひき起し、着なれぬ着物に足をとられて絶体絶命という時、突如現われた若侍が姫の危機を救った。その若侍こそ、かつて姫が典膳の許にいた頃、典膳を尋ね武道修業を求めに来た青年であった。そして、姫にとっては仇敵の三鬼清澄の一子与一郎であったのだ。だが、お互いにそのことを知るよしもなかった。与一郎は、姫の美しさに打たれ茫然としたが、同時に姫もかつて覚えたことのない胸のときめきを覚えるのであった。三日月城の若君与一郎が武者修業から帰って来て病床にあった清澄も、俄かに元気づいた。与一郎はその夜慣わしに従って竜神の舞を納めることになったが、これを知った三日月城の遺臣たちは、この機に若君と清澄を討ち合わせて城内の牢に幽閉されている秋月夫妻を救い出そうと決意した。その夜、舞台の与一郎に斬りつけたのは月姫だったが、お互の恋の相手が仇敵同士と知り驚くが、与一郎は突嗟に月姫を逃がした。その与一郎にも城内白雲党の修験者竜寛と呑慶の毒手が追っていた。彼らは清澄に毒を盛り、さらに与一郎を殺して城の乗取りを策していたのだ。事ここに至り与一郎は決然と立ち、竜寛一味を月姫と手を取合って倒すと、牢から秋月夫妻を助け出した。--その後、月姫と与一郎との仲は固く結ばれ三日月城は栄えて行った。

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