男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

新作登録のお知らせ

KINENOTE公式Twitter

地獄花(1957)

  • じごくばな
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    55.8点(18人)

  • 観たひと

    29

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 時代劇 / 文芸 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/6/25
上映時間 99分
製作会社 大映京都
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督伊藤大輔 
脚色伊藤大輔 
原作室生犀星 
企画溝口勝美 
製作永田雅一 
撮影中川芳久 
美術西岡善信 
音楽伊福部昭 
録音海原幸夫 
照明中岡源権 
編集宮田味津三 
風俗考証甲斐荘楠音 

キャスト

出演鶴田浩二 野伏の勝
京マチ子 ステ
市川和子 二ノ姫
南左斗子 ヌルデ
舟木洋一 名彦
小堀明男 小熊
石黒達也 藤太(宰領)
柳永二郎 袴野の麿
山村聡 峡の馬介
三好栄子 白女の姥
水原浩一 猿手
佐々孝丸 すみ主
水村国臣 信夫
橘公子 槙(二ノ姫の侍女)
堀北幸夫 
清水明 ミサゴ(袴野の党の子方)
沖時男 セブリ(袴野の党の子方)
安田祥郎 鵲(袴野の党の子方)
武田竜 櫟(袴野の党の子方)
遠山泰裕 大千(袴野の党の子方)
郷登志彦 早瀬(袴野の党の子方)
神田耕二 爾雲坊(馬介の党の子方)
重成弘子 三重(二ノ姫の待女)
宮田暁美 カツラ(二ノ姫の待女)
小柳圭子 千勢(山の女)

解説

大映のビスタビジョン色彩映画第一作。(画面比率はタテ1対ヨコ2)。室生犀星の原作、『舌を噛み切った女』を「刃傷未遂」の伊藤大輔が脚色、監督、「忘れじの午後8時13分」の中川芳久が撮影した。主演は「おしどり喧嘩笠」の鶴田浩二、小堀明男「女の肌」の京マチ子、市川和子、ほかに南左斗子、柳永二郎、山村聡、舟木洋一など。

あらすじ

王朝末期--春浅い湖北の高原地帯で、都に急ぐ女輿を護った貴族の一行を、群盗袴野の麿の党と、峡の馬介の率いる御坊派の一隊が同時に襲ったが、獲物の分配で両党は殺気立った。だが、馬介が、輿の中の姫だけを貰うことにしてその場は納まったが、姫と侍女との別離の悲嘆をみて胸打たれたのは、麿の養女でまた妻でもあるステだった。彼女は他日姫と引換えに彼の得心の行くものを与える約束で、姫の身柄を貰い受けた。彼女は姫を都に送り届けることにした。一行の護衛に当ったのは、首領の麿さえ一目おいていた底知れぬ若者野伏の勝だった。道中無事に、都近くで別れる時、姫は形見として自分の虫の垂衣をステに与え、後日何かの時に誓って力になろうと約束した。山に帰ったステを、ある日、麿が一党と共に遠くへ夜討ちに出かけた留守に馬介が訪れた。馬介は姫の代償にステの肉体を要求した。ステは激しく抵抗したが、遂に手篭めにされてしまった。折から夜討ちに失敗して足に重傷を負って帰って来た麿とその一党は、舌を噛み切られて死んでいる馬介と、噛み切ったステの凄じい姿をみて愕然とした。だが、ステは馬介の子を懐胎していた。それを知った麿は激怒して彼女を荒野へ追払った。自己嫌悪に一旦は死ぬ決意をしたステも、近くに居合せた勝の説得で生きて子供を育てる勇気を持った。やがて彼女に子供が生れた。ステは娘時代より女らしい美しさが満ち溢れた。麿は再び惜しくなりステを口説いたが彼女は厳しく拒絶した。麿は子供のためにステが応ぜぬと見てとり、赤児を殺そうとした。必死に子を抱いて逃げる彼女を救ったのは勝だった。彼は一命をかけて追いすがる袴野の党を防いで彼女を落ち延びさせようとした。その勝にステは沸り立つ恋情を呼び醒された。勝も心をゆすぶられ、思わず二人は固く抱き合った。やがて、二人は湖上に追いつめられた。勝は麿にステと子供の助命を頼みその同意を得ると、責を一身に背負って水中に飛込んだ。ステもまた突嗟に赤児を船底におくと、勝の後を追って湖中に身を投じた。残された赤児の無心の表情に、麿ははじめて人間らしい感情に眼覚め、二人を救え、と部下に命令した。湖中から助け出された二人に、麿は都へ行くことを許した。虫の垂衣を被って赤児を抱いたステと、逞しい野伏の勝の二人の姿は、湖上に浮かぶ袴野の船団に見送られつつ、朝靄の街道に小さくなって行った。

関連するキネマ旬報の記事

1957年6月下旬号

日本映画紹介:地獄花