アフリカのドンゴラ。考古学者ヒューストン教授は、ソロモン王の秘宝のありかをしるした像を発見。欲深なトルコ人の武器商人ドガティ(ジョン・リス=デイヴィーズ)と、ドイツ軍人ボックナー大佐(ハーバート・ロム)が彼をとらえて、像に描かれている古代カナン語を解説するよう迫った。一方、教授の娘ジェシー(シャロン・ストーン)は、冒険家アラン・クォーターメイン(リチャード・チェンバレン)をガイドにして、ドンゴラにやって来た。彼女のことを知ったドガティは彼女を誘拐させた。クォーターメインは従者のウンボポ(ケン・ガンブ)と力を合わせて、彼女を救出した。ドガティらは教授をつれて、ソロモンの洞窟の方向へ汽車で移動する。秘密を入手してドイツ軍の軍資金にしようと考えているボックナー大佐は、やたらとワーグナーの<ワルキューレの騎行>のレコードをかけてドガティをあきれさせた。ジェシーら3人は列車に乗り込んだが、逆につかまり、娘をつかっておどされた教授はついにありかをしゃべってしまう。が、クォーターメインの活躍により教授父子は救出される。ウンボポに教授を託してクォーターメインとジェシーは、ドガティの一行を追った。途中で食人族につかまり、釜ゆでにあうが危うく難を逃れたり、木にぶらさがって暮している変わった一族と知りあったりする。それまで反発しあっていた2人だったが、心が交いあうようになった。醜い女族長ガグーラ(ジューン・ブゼレッジ)率いるククワナ族につかまり、ワニに食われそうになった時、ウンボポが現われて救ってくれた。彼は一族のリーダーだったのである。ガグーラはジェシーをつれ、ソロモン王の洞窟に逃げ込んだ。あとを追ったクォーターメインとウンボポが彼女を助け出した。ボックナー大佐とドガティも現われ宝石の一人占めを狙って争う。ジェシー、クォーターメインも危険な目に合うが、生命からがら逃げ出す。洞窟のなかは大音響とともに崩れ始める。