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浅草の灯

  • あさくさのあかりあさくさのひ
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  • 平均評点

    70.0点(2人)

  • 観たひと

    2

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/3/11
上映時間 92分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督田中重雄 
脚色西村勝巳 
原作浜本浩 
企画塚口一雄 
製作藤井朝太 
撮影板橋重夫 
美術下河原友雄 
音楽古関裕而 
録音渡辺利一 
照明柴田恒吉 

キャスト

出演根上淳 山上七郎
品川隆二 神田長次郎
川上康子 小杉麗子
大浜千鶴子 吉野紅子
矢島ひろ子 お龍
多々良純 大平軍治
新宮信子 おふで
見明凡太朗 半田郷平
杉田康 仙吉
山形勲 佐々木紅光
村田知英子 松島摩利枝
船越英二 香取
潮万太郎 藤田寛平
津村雅弘 飛鳥井純
春本富士夫 頭取
武江義雄 桜木良平
志保京助 仁村
津田駿二 上原
小原利之 聖天の吉
小山内淳 メリケンの福松
伊藤直保 歌演の太公
南方伸夫 為吉
山口健 吉田
杉森麟 楠木
青山敬二 
河原侃二 黒鳩亭の主人
早川雄二 ペラゴロA
飛田喜佐夫 ペラゴロB
島田重雄 そば屋の出前持

解説

浜本浩の小説を西村勝巳が脚色し、「十代の反抗」のコンビ、田中重夫が監督、板橋重夫が撮影を担当した。主なる出演者は「恋と金」の根上淳、「十代の反抗」の品川隆二、「虹いくたび」の川上康子、船越英二、「薔薇の絋道館」の大浜千鶴子、矢島ひろ子、「宇宙人東京に現わる」の山形勲など。なお本映画は昭和十二年、松竹大船で故島津保次郎監督で映画化されたことがある。

あらすじ

これは瓢箪他のほとりに十二階がそびえ立ち、浅草オペラ華やかなりし頃の物語である。通称ボカ長こと、無名の画家神田長次郎は、日本座のコーラスガール小杉麗子の熱烈なファンだった。その麗子に御執心の鉄成金半田郷平は、酒場トスキナのマスターを通じて座長佐々木紅光に話を持ちかけるが、芸術家肌の紅光から手きびしくはねつけられた意趣ばらしに、地回りの仙吉を使って舞台の妨害をさせる一方、紅光の妻でプリマドンナの摩利枝を篭絡して麗子を手に入れようと図った。腕っ節が強く気っぷもいいテナー山上七郎や座員たちは、麗子をボカ長の下宿にかくまって貰うことに一決したが、七郎に首ったけの射的屋のお龍が嫉妬心からそれを仙吉に密告したため、七郎は仙吉一味にかこまれ、あわや大ゲンカと見えたところへ座員の藤田が駆けつけ、楽屋で寝ていた飛鳥井が危篤だと告げた。飛鳥井は当り役「フラ・ディアボロ」の舞台写真を前に、七郎たちの「デイアボロ」の合唱を聴きながら息を引き取った。しめやかな通夜も明け、香取と朝もやが立ちこめる六区に出た七郎は、初めて自分が麗子を恋していることに気がついてボカ長の下宿に向うが、麗子は彼に冷たかった。同じ部屋に暮らすうち、麗子はボカ長の底知れぬ善良さに心をほだされていたのである。無謀にもトスキナに現れたボカ長は仙吉らにつかまったが、お龍の知らせでそれを救ったのは七郎だった。七郎は十二階の灯を見上げながら、お龍に「浅草ともこれでお別れだ。俺は大阪へ行って、もっと充実したオペラをやるんだ」と、淋しそうにいうのだった。

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