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やがて青空

  • やがてあおぞら
  • Detour to Love
  • ----


  • 平均評点

    67.1点(7人)

  • 観たひと

    8

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/10/18
上映時間 89分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小田基義 
脚色笠原良三 
原作北条誠 
製作三輪礼二 
撮影三村明 
美術島康平 
音楽服部良一 
録音西尾昇 
照明今泉千仭 

キャスト

出演桂木洋子 飛田いづみ
斎藤達雄 父真平
沢村貞子 母こと
太刀川洋一 弟喬夫
松島トモ子 妹トモ子
浪花千栄子 祖母やす
小林桂樹 岩谷鉄夫
有田稔 野沢
白鳩真弓 須藤かおる
清水谷洋子 山田ひさ子
天津敏 大熊
伊東亮英 秋田
加藤春哉 水谷
沖啓二 石井
恵ミチ子 横寺
大泉薫 浜野
小山勝正 山中
田辺元 長島
舟橋元 藤村俊太郎

解説

意地っぱりの婦人記者と競争誌のスポーツ記者が意地を張り合いながら結ばれて行く物語。北条誠原作によるテレビドラマを「魚河岸の石松 マンボ石松踊り」の笠原良三が脚色し、「赤いカンナの花咲けば」の小田基義が監督、「めくら狼(1955)」の三村明が撮影を担当した。主なる出演者は「花ひらく(1955)」の桂木洋子、「くちづけ(1955)」の太刀川洋一と小林桂樹、「夫婦善哉」の浪花千栄子、「燃ゆる限り」の斎藤達雄と沢村貞子など。

あらすじ

女子高校教務主任の飛田真平は謹厳実直居士で、妻こと、グラフ雑誌の婦人記者で気の強い長女いづみ、その弟で城南大学ボート部選手の喬夫、子供のくせにマンボが得意のトモ子の五人ぐらしである。ある日、いづみはミス日本との結婚を発表して以来雲がくれしていた柔道日本一の藤村俊太郎のインタヴユーのため、目的のレストランに出かけるが、藤村と思ってインタヴユーした男は、いづみの商売仇の雑誌のスポーツ記者で、柔道日本一の決勝戦で惜しくも藤村に敗れた岩谷鉄夫だった。出し抜かれたいづみは憤然として帰った。田舎から上京した祖母やすは見合い写真を出すと、いづみは「結婚なんて……」と見向きもしなかった。岩谷にはその後も仕事の上で何度も出し抜かれていたか、その都度、岩谷はいづみに好意的な態度でふるまい、それが一層いづみを刺激した。やがてボートレースの当日、喬夫たちの力漕も空しく城南大学の敗北に終り、口惜し涙にくれるスタンドのいづみに、岩谷は女らしさの一面を知った。その後、九州支社詰となった岩谷は柔道日本一決戦試合出場のため、汽車を待っているとき、土地の地回りに因縁をつけられている旅行者を助け、共に上京して自宅まで送ったが、それはいづみの父真平だったばかりでなく、見合い写真の本人だった。さて、決勝戦の日、いづみはラジオにしがみついていたが、後半岩谷が不利と見るや試合場に駈けつけて声援を送り、そのため栄冠は岩谷の頭上に輝いたのであった。

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1955年10月下旬号

日本映画紹介:やがて青空