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地獄の用心棒

  • じごくのようじんぼう
  • The Body-Guard
  • ----


  • 平均評点

    56.1点(10人)

  • 観たひと

    15

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/3/11
上映時間 98分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督古川卓巳 
脚本古川卓巳 
浅野辰雄 
製作浅田健三 
撮影中尾利太郎 
美術松山崇 
音楽田村しげる 
録音沼倉範夫 
照明安藤真之助 

キャスト

出演三國連太郎 植田
河津清三郎 北川
山本和子 洋子
長谷川菊子 美佐子
菅井一郎 亀山
千秋実 伊藤刑事
殿山泰司 
二本柳寛 保安主任
深見泰三 警察署長
倉本春枝 いずみ
汐見洋 甚平
滝口まさを 保男
宮崎準 花村
土方弘 ゴンと言う男
J・アールテンバイ パック
山田禅二 バーテン
田中筆子 老婆
村田寿男 部落の老人
伊沢一郎 バーテン
石黒達也 井坂
深見吉衛 山口

解説

「俺の拳銃は素早い」に続く浅田健三の製作で、新人古川卓巳が第一回作品として監督に当る。脚本は古川卓巳自らと「わたしの凡てを」の浅野辰雄が共同執筆。撮影は「からたちの花」の中尾利太郎。主なる出演者は「警察日記」の三國連太郎、「次郎長外伝 秋葉の火祭り」の河津清三郎、「女人の館」の山本和子、「湯の町椿」の長谷川菊子など。

あらすじ

関東信越地区の麻薬取締官北川は、横浜周辺に於ける麻薬密売の状況を調査せよとの命令を受けた。彼がこの大任を引き受けた理由というのは、かつて彼の戦友だった植田という男が、今では横浜の麻薬密売団の用心棒としてブラックリストに載っているからであった。昔の友を悪の沼から救い出したいという慾望と、麻薬絶滅の社会正義の信念に燃え、北川は単身で魔窟に潜入して、麻薬の出所を突きとめようと計画した。翌日からヤミ屋に扮した北川は、ハマの盛り場や港附近をあたって、遂に忘れもせぬ昔の友植田と出会い、その日から一味のアジトキャバレー・ルビーの二階に泊り次第に様子を探って行った。間もなく彼はこの麻薬団は亀山というボスが握っていること、植田はその用心棒でひどい中毒症を起していることなどを知った。昔植田の情婦であったというルビーのマダム洋子は北川に好意を持ったが、他の一味の者は北川の闖入を怪しんでいた。ある日植田は麻薬を切らして苦しみ、亀山のところへ自分の分をわけてもらいに走ったが、亀山は北川を追い出さなければ麻薬は分けてやらないと突っぱねてしまった。植田もうすうす北川の正体を疑い出すが、昔の友情にほだされて彼を追い出しかねているのだ。しかし北川は麻薬の出所を突きとめ、これを本部に報告し終ると麻薬団を脱出しようとした。だがその時、植田は北川を引き止め、キャバレー・ルビーの空室の一つに誘い入れ、裏切に対する憎悪をぶつけようとした。「俺はお前を救いたいのだ」と叫ぶ北川、その時突如拳銃を手に現われたのは亀山、しかし植田が亀山を射ち自分も負傷した。折しも一斉検挙の警官隊が到着した。我に返り鉄工場の数十丈の鉄骨へと逃げる植田、それに追いすがる北川、二人の抱合う姿をサーチライトが照らしていた。

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