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飛竜の門

  • ひりゅうのもん
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基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/3/8
上映時間 106分
製作会社 松竹
配給 松竹
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督岩間鶴夫 
脚色津路嘉郎 
岩間鶴夫 
原作甲斐克彦 
製作大谷浩通 
撮影斎藤毅 
美術平高主計 
音楽木下忠司 
録音小尾幸魚 
照明磯野春雄 

キャスト

出演香川良介 三谷寛
水木凉子 三谷あき
藤乃高子 三谷誓子
仲原雅二 信夫振一郎
浦辺粂子 母おこま
大木実 皆川大作
水原真知子 芸妓小りん
日守新一 木彫師野坂
小園蓉子 娘糸路
明石潮 淡路孤鉄
須賀不二男 古田
諸角啓二郎 淡路組の平山
磯野秋雄 古田組の島村
吉川満子 料亭の女将

解説

小説倶楽部所載の原作を「びっくり五十三次」の津路嘉郎と「八州遊侠伝 白鷺三味線」の岩間鶴夫が共同で脚色し、岩間鶴夫が監督に当っている。撮影は「真実の愛情を求めて 何処へ」の斎藤毅。出演者は「地獄の花束」の大木実、「怪人二十面相 三部作 第一部人か魔か? 第二部巨人対怪人 第三部怪盗爆砕」の藤乃高子、「銀座令嬢」の仲原雅二、「三人娘 只今婚約中」の水原真知子、「鶏はふたたび鳴く」の小園蓉子のほかに日守新一、須賀不二男、浦辺粂子、諸角啓二郎、香川良介、明石潮などである。

あらすじ

シャンソン歌手三谷誓子は、三谷設計社社長の父寛と故郷へ帰った時暴漢に襲われ、大学生信夫振一郎に救われた。上京した振一郎は古田建設に就職し、母の遠縁の下宿先の娘糸路と恋し合う様になった。寛とその親友淡路組の社長淡路が赤坂の待合で会談した時、寛の秘書皆川大作は亡き親友の妹が芸妓小りんとなっているのに会った。大作は誓子が振一郎に引かれているのを知って焦っていた。古田社長は寛に贈賄して大学講堂施工の落札を頼んだが寛が応じないので、柔道試合の時大作を勝たせる様振一郎に命じた。振一郎は母の訃報に動揺し試合に敗れ古田は大作に優勝祝を贈った。誓子に結婚を断られ傷心の大作は、小りんを呼び社員等と共にその金を使って了った。大作は後悔し、競輪で穴埋めしようとして反って失敗した。大学講堂建設は古田建設に決り、左前の淡路組は破産した。興奮した淡路組の社員に贈賄のことを聞いた寛は大作を詰問した。居合せた振一郎は大作をかばおうとしたが、大作は振切って立去った。社長の信頼を裏切り、恋に敗れた大作を慰めに小りんは熱海の彼の許へ行った。小りんは振一郎から大作が誓子の為に自暴自棄になっていると聞くと、貞操の代価に得た金を三谷家に届けて去った。大作は転落寸前の小りんと出合い彼女の愛を知った。振一郎に対する憎悪に燃えた大作は、解散と決った淡路組の輩下に囲まれている振一郎を見付けて対決した。振一郎は大作を投げたが、その時淡路組の弾に倒れた。糸路の看護で回復した振一郎は大作と始めて気持を打明け合い、心に通ずるものを感じた。誓子は二組の男女を祝福し淋しく去った。

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1955年6月下旬号

日本映画批評:飛竜の門