男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

美男お小姓 人斬り彦斎

  • びなんおこしょうひときりひこせい
  • My Sword is Sharp
  • My Sword is Sharp


  • 平均評点

    55.0点(4人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/1/2
上映時間 93分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督佐伯清 
脚本八住利雄 
原作今東光 
製作岩井金男 
撮影永塚一栄 
美術小池一美 
録音八木多木之助 
照明河野愛三 
時代考証岩田専太郎 

キャスト

出演中村扇雀 河上彦斎
山根寿子 小雪
夏川静江 彦斎の母
龍崎一郎 佐々淳之助
南寿美子 淳之助の妹昌子
山形勲 前田伊右衛門
牧真介 南治郎
深水吉衛 河田佐久馬
植村進 潤間半六
名知宏 中井範五郎
高田稔 佐久間象山
北原隆 佐久間象山の息子慶之助
山村聡 近藤勇
天草四郎 土方歳三
増田順二 沖田総司
星野昌子 奥女中
明石淳子 奥女中
竹内洋子 奥女中
轟夕起子 お富
福田トヨ 小川亭の女中
美川洋一郎 若待
花村信輝 若待
英原穣二 若待
神山勝 若待
須藤孝 若待
絵島美紀 小雪の館の女中
加原武門 旅の宿の番頭
若原初子 旅の宿の女中
伊丹慶治 奇兵隊員
三島謙 奇兵隊員
雪岡純 奇兵隊員
川上信夫 奇兵隊員
村田寿男 奇兵隊員
片桐常雄 井垣内記
山村邦子 旅の女
雨宮節子 芸者菊栄

解説

今東光の原作から「からたちの花」と同じく八住和雄が脚色し、佐伯清が監督に当る。撮影は永塚一栄が担当する。「快盗三人吉三」の歌舞伎俳優中村扇雀が主演し、「喧嘩鴉」の山根寿子、「江戸の夕映」の夏川静江、「平手造酒(1954)」の南寿美子、「お月様には悪いけど」の山村聡、そのほか竜崎一郎、轟夕起子、高田稔、山形勲らが出演する。

あらすじ

文久年間、細川藩の若侍河上彦斎は人斬り彦斎として幕府側に恐れられる刺客であった。祇園の芸者小雪は彼の許婚昌子に似ていたが、彦斎は人を斬った苦しみを小雪への愛情で慰めようとした。彼は以前から佐久間象山を尊敬していたが、象山が公武合体論の立役者と目されるに至ると、先輩前田や小雪の制止も聞かず象山を斬った。それ以来彼は悪夢に苦悩する身となった。象山の息慶之助は仇討のため新選組に入隊したが、芸者菊栄になじみ仇討を忘れていた。彦斎は長州の奇兵隊に加って闘ったが、次第に自分の行為に悩み、象山の墓前にひれふし慶之助に斬られようとしたが、慶之助の不甲斐なさから斬られる事もなく、再び小雪との愛欲に溺れる。ある日、彦斎は昌子の兄、佐々と同行で三条大橋を通る時、新選組の近藤と土方、沖田の三人に出会った。凄じい殺気。だがさすがの新選組も手が出ず、黙ってすれ違った。然し新選組に狙われ、そのため小雪の体が危くなることを恐れ、彼は旅に出ようとした。暁の加茂河原で、彦斎の鋭い居合い抜きの声が聞えた。それは人斬り彦斎と恐れられた彼自身を斬りすてる声だった。刀を河中に投げすてた彼の頬に涙が光っていた。やがて徳川幕府は倒れ、勤王の志士に凱歌は上ったが、ひとり彦斎は誰にも知られず何処かへ姿を消した。

関連するキネマ旬報の記事

1955年新年特別号

日本映画紹介:美男お小姓