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新書・忍びの者

  • しんしょしのびのもの
  • The Three Enemies
  • The Three Enemies

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  • 平均評点

    62.8点(22人)

  • 観たひと

    41

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/12/10
上映時間 91分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督池広一夫 
脚本高岩肇 
企画藤井浩明 
撮影田中省三 
美術太田誠一 
音楽渡辺岳夫 
録音海原幸夫 
照明加藤博也 
編集菅沼完二 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演市川雷蔵 霞小次郎
安田道代 
富士真奈美 千歳
伊藤雄之助 黒戸左太夫
石山健二郎 武田信玄
五味龍太郎 矢伏の猪十
井上昭文 斑夜叉丸
島田竜三 本多忠勝
須賀不二男 霞勘兵衛
内藤武敏 徳川家康
水原浩一 鰍の弥太蔵
伊達三郎 鬼笛の音吉
杉山昌三九 穴山梅雪
南条新太郎 酒井忠次
尾上栄五郎 天野景貫
原聖四郎 山県昌景
沖時男 遊女屋の亭主
舟木洋一 武田勝頼
木村玄 一の目の九郎次

解説

「処女受胎」の高岩肇がシナリオを執筆し、「座頭市海を渡る」の池広一夫が監督した“忍びの者”シリーズ第八作目。撮影は新人田中省三で、これが第一作目。「忍びの者 新霧隠才蔵」の市川雷蔵が主演。

あらすじ

武田勢と徳川勢が反目を続けている頃、霞小次郎は甲斐の黒戸左太夫の許に急いでいた。一通り身につけた忍術を、更に磨くためである。それは、二十年前、三人の忍者に惨殺された父の仇を討つためでもあった。小次郎が京の町に入った時、偶然、ある研ぎ屋で鎖鎌を見つけた。それは間違いなく父を殺した鎖鎌だった。やがてそれを受取りに来た遊女千歳の後をつけた小次郎は、三人の忍者の一人猪十と向い会う。そして父が受けた仕打ちと同じように、猪十の片腕を斬り落し、第一の仇を討った。その後、左太夫の許で苛酷な訓練を受ける小次郎は、茜という娘の好意を受けながら日増しにたくましくなっていったが、やがて、信玄と家康は正面きって衝突した。信玄側についた左太夫の仲間は、しかし、忍者を犠牲にしようとした信玄の作戦に復讐を誓い、左太夫と小次郎は信玄を襲って傷を負わせる。小次郎はその時、左太夫から、父の第二の仇が徳川方の忍者夜叉丸であることを知らされる。しかし、夜叉丸との対決で、小次郎は重傷を負い、千歳や茜の看護を受けたが、再び小次郎を襲ってきた夜叉丸に千歳が犠牲になって小次郎を救った。谷川で精気を養い、傷を治した小次郎は再度夜叉丸と対決する。しかし、小次郎の手裏剣に両眼を潰された夜叉丸を左太夫がとどめをさした時、小次郎はかすかな疑惑を持った。第二の仇を討った小次郎と左太夫は、その後、信玄の宿舎に忍び込んだ。そして、天井裏から毒の吹矢を射たのである。二人はこうして信玄の野望を断ち、歴史を変えたのである。騒然となった武田陣を脱出せんと屋根に上った二人だったが、小次郎はその時父の第三の仇が誰なのかを悟った……。忍者の宿命ともいうべき非情な運命だった……。

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