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恋風街道

  • こいかぜかいどう
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  • 平均評点

    58.7点(3人)

  • 観たひと

    5

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/8/8
上映時間 81分
製作会社 宝塚
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督冬島泰三 
脚色若尾徳平 
原作山手樹一郎 
撮影古泉勝男 
美術西七郎 
録音森武憲 
照明安田房次郎 

キャスト

出演小堀明男 高梨雄太郎
尾上さくら 早苗
南悠子 お栄
堺左千夫 粂五郎
小堀誠 高梨三郎左衛門
壬生桜子 お沢
植村謙二郎 大篠範之助
谷晃 源助
坂本武 唐津屋重兵衛
毬るい子 お光
嵐三右衛門 伊知地参謀
杉山昌三九 佐久間慎助
天野刃一 赤沢大五郎
石原須磨男 あば倉
東郷晴子 中村歌八
梅屋かほる 歌之助
沢井三郎 新木忠之進
月形龍之介 松平源太郎
長良しのぶ 小鈴
中山昭二 甲塚道之進
荒木忍 新門辰五郎
朝倉道子 娘お袖

解説

「快盗三人吉三」と同じく若尾徳平が脚色、冬島泰三が監督に当り、「ママの新婚旅行」の古泉勝男が撮影する。主なる出演者は「次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊」の小堀明男、「風流あじろ笠」の尾上さくら、「鞍馬天狗 疾風八百八町」の南悠子、「潜水艦ろ号 未だ浮上せず」の中山昭二、「恋しぐれ 浅間の火祭」の月形竜之介、「二挺拳銃の龍」の植村謙二郎などである。

あらすじ

慶応四年、旗本の出身ながら官軍の密偵を勤める高梨雄太郎は、幕府が和蘭から輸入した最新式の火薬製造の秘密工場を探りあわよくば爆破せしめるため江戸へ向い、岡崎の宿はずれで、剣打ちの女芸人お栄に会う。薩タ峠では幕府の脱走兵達に手ごめにあわんとする娘を助けた。この女こそ未だ顔を見ない雄太郎の許婚早苗が、彼を求めて京へ上る途中だった。然し雄太郎は任務を思って名乗らず、彼女に江戸へ帰れとすすめた。早苗は横恋慕する義母お沢の弟大篠範之助に富士川の堤で捕えられた。彼の言葉で先の男が雄太郎であるのを知ったが、監視の目が厳しくて逃出せない。やがて箱根をこえて小田原の宿。範之助は剣士佐久間慎助等と共に雄太郎を酒匂川原に迎え討ったが、逆に斬り崩される。早苗は唐津屋重兵衛に守護され、大磯で雄太郎と再会した。初めて抱きあう時、刺客に襲われ、雄太郎は短銃に射たれて馬入川に落ちて屍体も上らなかった。早苗はお栄に助けられて江戸へつく。お栄は浅草の芝居小屋に旧友歌八を尋ね、そこで幕吏に追われる雄太郎と再会した。然し早苗は一足違いで会えず、唐津屋に捕われた上、仮面をぬいだ重兵衛の毒牙にかからんとした時、心美しい彼の娘お光に助けられた。この時別室では火薬製造所長甲塚は、雄太郎に密通した罪で松平源太郎に死刑を宣告され、銃殺の直前、踊りこんだ雄太郎に救い出された。松平は時勢に抗し難きを知り邸に火をつけて自忍した。かくて雄太郎と早苗は結ばれ、唐津屋を仇と狙うお栄も、お光の情にほだされて仇討を断念した。やがて維新は訪れたが、雄太郎は幕府に殉じて町人となった。

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