男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

江戸の夕映

  • えどのゆうばえ
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    63.5点(6人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/9/1
上映時間 102分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督中村登 
脚色久板栄二郎 
原作大佛次郎 
製作岸本吟一 
撮影生方敏夫 
美術水谷浩 
音楽黛敏郎 
録音高橋太朗 
照明蒲原正次郎 

キャスト

出演市川海老蔵(市川團十郎) 本田小六
尾上松緑 堂前大吉
淡島千景 芸者おりき
瑳峨三智子 お登勢
草笛光子 お蝶
市川左団次 松平掃部
夏川静江 妻むら
尾上梅幸 醍醐光長
坂東彦三郎 中島恒次郎
尾上鯉三郎 船頭新兵衛
近衛十四郎 総督府参謀吉田
片岡市蔵 官軍隊長黒岩
助高屋小伝次 官吏関根
富本民平 官吏打越
市川照蔵 家主
尾上多賀之丞 古道具屋主人
尾上菊十郎 船頭甲
尾上菊蔵 船頭乙
坂東薪蔵 幇問桜川蝶作
坂東光伸 米つき徳松
尾上多賀蔵 浪人甲
坂東八重之助 浪人乙
戸上城太郎 浪人首領
草島競子 料亭女将

解説

かつて菊五郎劇団が上演した戯曲を「螢草」の久板栄二郎が脚色し、「陽は沈まず」の中村登が最初の時代劇として監督する。撮影は「陽は沈まず」の生方敏夫、音楽は「噂の女」の黛敏郎。市川海老蔵が舞台と同じ役で映画にデビューし、菊五郎劇団の市川左団次、尾上海幸、尾上松緑、坂東彦三郎はじめ同劇団が総出演する他「昨日と明日の間」の淡島千景、「別離」の草笛光子、「伝七捕物帖 刺青女難」の瑳峨三智子、「黒い潮」の夏川静江、「びっくり五十三次」の近樹十四郎等が出演する。

あらすじ

慶応四年、敗れた旗本たちは榎本武揚の海軍によって天下を徳川の手に帰そうと志した。本田小六もその一人だった。彼は許婚である松平掃部の娘お登勢にそれとなく去り状を渡して江戸を去った。お登勢の従兄で小六とも友人の堂前大吉は、幕府軍の勇士だったが、今は柳橋で遊蕩三昧にふけり、芸者おりきとの仲を噂されていた。明治二年、幕府最後の抵抗も北海道に敗れた。五千石の旗本掃部も今では碁会所を開くわびしい暮し。お登勢はおりきの世話で縫物をしながら家計を助けた。彼女の美貌に目をつけた総督府参謀吉田は、妾に出せと強談判したが掃部に拒絶される。吉田は手を廻して掃部を長屋から追出す。不法な所業の多い吉田は、参与醍醐に放逐されたが、掃部は故郷の駿府へ帰る決心をする。出発の日、網徳の娘お蝶から小六らしい人を見たと聞き、掃部は大吉とおりきの夫婦に娘を預ってくれと頼む。おりきは今では踊りの師匠をしていた。二人はお登勢を預って小六を探しあてた。小六はすっかり人間が変って冷たく自棄になっていたが、お登勢が去り状を小六の前に差出し、声をひそめて泣出すと、去り状を取上げて静かに破りすてた。

関連するキネマ旬報の記事

1954年10月下旬号

日本映画批評:江戸の夕映

1954年9月上旬号

日本映画紹介:江戸の夕映

1954年8月下旬号

グラフィック:江戸の夕映