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怪猫岡崎騒動

  • かいびょうおかざきそうどう
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  • 平均評点

    61.6点(8人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/7/21
上映時間 86分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督加戸敏 
脚本木下藤吉 
吉田哲郎 
企画高桑義生 
撮影武田千吉郎 
美術太田誠一 
音楽山田栄一 
録音大角正夫 
照明島崎一二 

キャスト

出演入江たか子 萩の方
坂東好太郎 水野縫殿之助
阿井三千子 綾姫
杉山昌三九 水野刑部
南条新太郎 江川源之進
霧立のぼる 八重の方
浪花千栄子 直竹
若杉曜子 お茂
澤村國太郎 水野伊勢守
御橋公 西三条基昭
原聖四郎 日向十郎右衛門
尾上栄五郎 松尾祐之丞
大邦一公 千曲紋太夫
村田美弥子 しづ
金剛麗子 お藤
小松みどり 老女
宮田暁美 しのぶ
藤間直樹 雪太郎

解説

「怪猫有馬御殿」の木下藤吉が吉田哲郎と協力して書いた脚本を、「阿波おどり狸合戦」の加戸敏が監督する。撮影は同じく「阿波おどり狸合戦」の武田千吉郎で、音楽は「血ざくら判官」の山田栄一。「妻恋黒田節」の入江たか子、「殴り込み孫悟空」の坂東好太郎、阿井三千子に、杉山昌三九、霧立のぼる等の出演。

あらすじ

三州岡崎城主水野伊勢守の弟刑部は、事実上伊勢守より先に生れていながら妾腹の子であるため弟として届けられ、その故水野家の跡目をつげぬことを不満に思っていた。その上伊勢守の側室萩の方に対する横恋慕もあって、奥女中八重の方に毒を盛らせ伊勢守を殺した。ところが萩の方が懐妊し、雪太郎と名づけられた男子が生れたため家督はその子にゆずらなければならなかった。刑部は再びこの子を処分しようとしたが失敗し、雪太郎は若い家老水野縫之助に育てられた。刑部は彼を拒みつづける萩の方を天守閣に閉じこめて口説いたがその心は変らず、一方嫉妬にかられた八重の方は萩の方を殺害してしまった。その死体の傍に愛猫が目を輝かしていた。それ以来、十二単衣の萩の方は夜毎に刑部等を脅かしたが、刑部の所有する観音像の魔力に妨げられるので、妹綾姫にこの観音像を奪うことをたのんだ。又刑部は雪太郎へ討手をさしむけたが、萩の方の力でそれを救った。ところが刑部は祈祷師基昭の勧告で観音像を塗りこめたため、萩の方の怪異はピタリとやみ刑部は再び縫殿之助、雪太郎、綾姫の身に危害を加えるべく殺到した。好色な眼つきで綾姫に近ずく刑部から、綾姫は観音像を奪おうとしていたが、それは既に塗りこめられていることが分った。萩の方はそのことを父基昭に告げると、基昭は祈りを止め刀で斬られつつもその観音像を取った。それがためその威力は失せ、刑部は萩の方の亡霊に喰い殺され、雪太郎の命は救われた。

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日本映画紹介:怪猫岡崎騒動