男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

放浪記(1954)

  • ほうろうき
  • Forsaken
  • ----


  • 平均評点

    0.0点(0人)

  • 観たひと

    1

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/4/7
上映時間 121分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督久松静児 
脚色八田尚之 
原作林芙美子 
企画マキノ光雄 
三上訓利 
製作大川博 
撮影藤井静 
美術田辺達 
音楽斎藤一郎 
録音大谷政信 
照明元持秀雄 

キャスト

出演角梨枝子 早瀬ふみ子
加藤順子 子供時代
飯田蝶子 子供時代の母
岡田英次 中島文吾
宇佐美諄 篠田
伊沢一郎 飯田
伊藤雄之助 松田
多々良純 熊本
杉狂児 仙吉
船山汎 吉村秋彦
小島洋々 秋彦の父
瀧花久子 秋彦の母
忍節子 浜松夫人
荒川さつき 加藤秋子
日野明子 八重子
千石規子 お由
星美智子 俊子
田代百合子 千代
岡村文子 お兼婆さん
吉川満子 大国屋の女将
上代悠司 露店の顔役
逢初夢子 売春婦お花
生方壮児 主任刑事
皆川一郎 公園のルンペン

解説

大川博が製作に当る林芙美子の同名小説の映画化。「女心はひと筋に」の八田尚之が脚色し「十代の誘惑」の久松静児が監督する。撮影は「続魚河岸の石松」の藤井静、音楽は「ママの日記」「日の果て」の斎藤一郎の担当。「この太陽」の角梨枝子が主演し、飯田蝶子、岡田英次、宇佐美諄、荒川さつき、「続々魚河岸の石松 大阪罷り通る」の星美智子、田代百合子、伊藤雄之助などが共演している。

あらすじ

行商人の父母に連れられ各地を歩いたふみ子には、汚い木賃宿が思い出の故郷だった。昭和の初め浜松家の女中となったが、子守して読書したのが因で暇を出され、やむなく衣類の露店商いをする。それから女工となったが、重労働で病になる。同じ宿の苦学生松田は、彼女を優しく看護してくれたが、ふみ子に恋人吉村がいるのを知って離れる。病いの身をおして母のいる尾道へ帰っても、貧乏はまといついて彼女を苦しめる。吉村を訪れて結婚を迫ったがすでに彼の心は冷めていた。やがて彼女は大阪のカフェに勤めた。ふと書きなぐったふみ子の詩を認めたのは、劇壇の俳優中島文吾だった。これが縁で二人は結ばれ、東京で愛の巣を構えたが、生活の苦しさから彼女は再び女給となり中島は地方巡業に出た。初めて原稿料を貰った彼女は、喜びの余り旅先の中島を訪れたが、意外にも中島は女優秋子と情を重ねている事を知った。ふみ子には酒に酔いしれる女給生活が続いた。雨の激しい一夜、彼女はタクシーを中島と秋子の住む家にのりつけて恨みを述べようとしたが、目ざめてみると運転手篠田のガレージに寝ていた。そして荒っぽいが温かな篠田の言葉に激まされ、彼女は強く生きぬこうと心に誓うのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1954年5月下旬号

日本映画批評:放浪記

1954年3月上旬号

グラフィック:放浪記

1954年2月下旬号

日本映画紹介:放浪記