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蟹工船(1953)

  • かにこうせん
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  • 平均評点

    68.0点(37人)

  • 観たひと

    62

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/9/10
上映時間 112分
製作会社 現代プロ
配給 北星
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山村聡 
脚色山村聡 
原作小林多喜二 
製作山田典吾 
撮影宮島義勇 
仲沢半次郎 
美術小島基司 
音楽伊福部昭 
録音空閑昌敏 
照明吉田章 
織間五郎 

キャスト

出演山村聡 のんだくれの松木
日高澄子 娼婦
森雅之 新船医谷口
森川信 倉田
中原早苗 夏ちや
河原崎しづ江 母親
若原春江 踊り子
河野秋武 箕面
御橋公 工場長藤野
山田巳之助 船長
小笠原弘 海軍少尉
平田未喜三 監督浅川
小笠原章二郎 タイワン田辺
武田正憲 周旋屋
今成平九郎 金比羅の辰
花澤徳衛 木下
石島房太郎 大船頭和田
伊丹慶治 船頭黒岩
林幹 重役右橋

解説

昭和初年にかかれた小林多喜二の原作を俳優から転出の山村聡が第一回の脚色・監督にあたった。撮影監督・音楽はそれぞれ「ひろしま」の宮島義勇、伊福部昭。監督山村聡自身、森雅之、日高澄子、中原「村八分」、河野秋武などの他、現代プロ、前進座、東京映画俳優協会、劇団東芸、少年俳優クラブのメンバーが出演、これに千葉県勝山の網元平田末喜三が大役に特別出演している。

あらすじ

昭和初年のある春。折からの大不況にあぶれた鉱夫、農夫、労働者上りの雑夫たちを乗せた蟹工船博光丸は、ベーリング海の漁場めざして函館港を後にした。連日吹きすさぶ嵐に船酔いし、不潔な生活から続出する病人たちに、蟹工船の浅こと監督の浅川を中心とする幹部らはむりやり作業を強制する。浅川の冷酷さはSOSを打ちつづける僚船をも漁場に急ぐため無視し、カムサッカの漁場では突風警報をおかして川崎船を操業させ、多数の遭難者を出した。連日の酷使についに倒れた「学生上り」は偽病人としてボイラーに縛りあげられ、反抗した雑夫平太は撲殺された。低下の一途を辿る生産高にあせったた浅川は、拳銃で漁夫らの反抗をおさえ、ソ連領海への侵入を企てる。その上、過労で病死した青年の体を、すげなくつめたい海に沈めた無情さに、漸く怒り心頭に発した漁夫たちは、ついに就業を拒んだ。代表たちは監督に要求書をつきつけ、拳銃で威脅しようとする彼を、叩きのめした。が、翌朝、浅川らの連絡で駈けつけた駆逐艦「初風」から、武装した一隊の水兵が工船に乗りうつり、暴動代表者の拘引をはじめる。彼らを奪還しようと騒ぐ漁夫たちは、包囲した水兵らの銃弾に次々、のけぞり倒れた。

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