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怪談佐賀屋敷

  • かいだんさがやしき
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  • 平均評点

    57.8点(13人)

  • 観たひと

    21

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇 / ホラー
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/9/8
上映時間 97分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督荒井良平 
脚本木下藤吉 
企画菅沼完二 
撮影牧田行正 
美術川村鬼世志 
音楽高橋半 
録音林土太郎 
照明島崎一二 

キャスト

出演坂東好太郎 小森半左衛門
若杉曜子 妹露
南条新太郎 龍造寺又一郎
伏見和子 妹冬
毛利菊枝 母お政の方
杉山昌三九 磯早豊前
入江たか子 妹豊
浪花千栄子 母杉江
大美輝子 妻浪
澤村國太郎 鍋島丹後守
荒木忍 類典阿闍梨
葛木香一 岡部主人
尾上栄五郎 有田十左衛門
葉山富之輔 典医卜庵

解説

お馴染み鍋島怪猫伝を「決戦高田の馬場」の木下藤吉が脚色し、「地獄太鼓」の荒井良平が監督、そして「関の弥太ッぺ(1953)」の牧田行正が撮影している。音楽は「源太時雨」の高橋半。「関の弥太ッぺ(1953)」の坂東好太郎、「木曽路の子守唄」の伏見和子、杉山昌三九、「丹下左膳(1953)」の澤村國太郎、「祇園囃子」の浪花千栄子、「欲望」の毛利菊枝、それに入江たか子などが出演している。

あらすじ

正室虚弱のため未だに世嗣をえない佐賀藩主鍋島丹後守は、家老磯早豊前のすすめで園遊会を開き、側室の候補を物色しようとする。豊前はその美貌の妹豊を側室にすえ、ゆくゆくは世嗣の伯父として藩政を壟断しようもくろみだったから、丹後守の眼に止ったのが客分の家老上席龍造寺又一郎の妹冬となると、心おだやかではない。龍造寺家はもと鍋島の主筋に当る名家、当然お妾に娘を出すことを肯んじなかった。豊前の中傷もあって大不興の丹後守は、盲人の又一郎を碁の対局中斬ってすてる。後悔する丹後守をはげまして豊前は屍を古井戸にすて、龍造寺家へは昨夜おそく退出した旨言いつくろう。側室には結局豊が居坐った。一方龍造寺家では当主の失踪を不審におもっていた矢先、母のお政の方の寝所に又一郎の霊が立ち、真相をつげる。鍋島への恨みに半狂乱となったお政の方は、一家の愛猫こまに復讐をいい含めて自決する。豊前の再度の中傷で龍造寺家は断絶し、豊前じしんが家老上席につく。豊はやがて懐妊するが、その頃から城中に相ついで怪異が起る。古井戸の底から棋譜を読む声がきこえてきたり、妖しい猫の声が丹後守の寝所のまわりに排徊したりする。するうちに豊前の母杉江に猫が憑き、それを見とがめた妻浪を食いころす。さらに猫は豊にのり移り、その魔気をうけて丹後守は明日をもしれぬ重病の床につく。冬の恋人、丹後守の近習小森半左衛門は妹露とはかって豊の正体を見ぬき、これを斬ることを主張するが、豊前は当然とり上げない。その豊前がこんどは豊に噛み殺され、ついで豊は丹後守の枕頭に迫った。半左衛門は名僧類典阿闍梨よりうけた護符を体して、これを防ぎ、ついに斬る。--丹後守平癒ののち、半左衛門に冬を配し、前々どうり家老上席として龍造寺家の家名復興がかなった。

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1953年8月下旬号

日本映画紹介:怪談佐賀屋敷