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戦艦大和

  • せんかんやまと
  • The Battleship Yamato
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  • 平均評点

    63.3点(35人)

  • 観たひと

    52

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/6/15
上映時間 104分
製作会社 新東宝
配給 新東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督阿部豊 
脚色八住利雄 
原作吉田満 
製作篠勝三 
望月利雄 
撮影横山実 
美術遠藤誠吾 
音楽早坂文雄 
録音神谷正和 
照明藤林甲 

キャスト

出演高田稔 伊藤第二艦隊司令長官
小川虎之助 草鹿連合艦隊参謀長
佐々木孝丸 有賀艦長
藤田進 能村副長
見明凡太朗 山田軍医長
関千恵子 山田軍医長の夫人
瀧花久子 夫人の母
伊沢一郎 臼淵大尉
有田稔 加藤中尉
片桐余四郎 森少尉
河合健二 江口少尉
丹波哲郎 尾形少尉
川部守一 岡見少尉
中原謙二 片山少尉
和田孝 中谷少尉
高島忠夫 高田少尉
片山明彦 西田少尉
舟橋元 吉村少尉
小笠原弘 鈴木少尉
菅沼正 片平兵曹
千明みゆき 片平兵曹の妻
大邦一弘 老兵

解説

いわゆる戦記物のトップをきった吉田満の「戦艦大和」を「アジャパー天国」の八住利雄が脚色、「恋人のいる街」の阿部豊・横山実が監督・撮影にあたった。音楽は「雨月物語」の早坂文雄。「銀二郎の片腕」の藤田進、「闘魂」の伊沢一郎、「アジャパー天国」の高島忠夫、「むぎめし学園」の舟橋元、「憲兵」の片山明彦などが出演する。

あらすじ

昭和二十年三月末。大平洋戦争も終末に近かった。沖縄周辺に集まった米艦船めがけ、特攻隊は連日出撃、これに呼応して一挙に敵をたたき戦勢挽回の最後の機会をつかもうと「天一号作戦」の実施が決定した。日本海軍のこりの艦艇をあつめて--戦艦大和、巡洋艦矢矧以下駆逐艦十隻が、瀬戸内海三田尻冲を進発した。空中護衛もなく、燃料も片道の死の出撃、である。伊藤第二艦隊司令長官は当初この無謀な作戦に反対しつづけたが、一旦決定をみるや、欣然これに服した。必然の死に直面して乗員たちの心はひとつとなった。米市民権をもつ二世中谷少尉や許婚の写真をポケットに入れている学徒出陣の森少尉は兵学校出の同僚から平生なにかと白眼視されがちだったが、今はそれも解けた。兵への士官たちの態度もおだやかである。一次室では若手士官らが死について論争をはじめる。納得のゆく死を希う予備学生出身の士官、恂国一本やりの江田島出。双方をなだめたのは室長の臼淵大尉である。「進歩のないものは決して勝てん。負けて目ざめる。目ざめ、蘇える新日本のために俺たちは死ぬのだ」--明くれば四月七日。早暁からマーチンの接触が始まり、正午過ぎ、グラマンの第一波が来襲、息つく間もなく第二、第三波が上空を蔽って魚雷、直撃弾の命中は数しれない。乗員はみるみる倒れ、機銃、高角砲--主砲までが或いは吹飛び、或いは操作不能となって今は七万二千トンの巨体も絶好の爆撃目標でしかない。三十五度からやがて九十度に傾斜した大和はやがて数多の人命もろとも天に冲する火柱をのこして爆沈した。

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1953年7月上旬夏期特別号

日本映画批評:戦艦大和