1941年12月7日、真珠湾は日本の総攻撃をうけた。停泊中だった巡洋艦セントポール号のトリー艦長(ジョン・ウェイン)は日本艦隊追撃の命令をうけて出撃したが魚雷をうけて損傷、それもトリーが命令のジグザグコースをとらなかったことが原因だったため、陸上勤務を命ぜられ査問会に附されることになった。そのとき負った重傷を海軍病院で手当てをうけているとき、看護婦マギー大尉(パトリシア・ニール)と知りあった。トリーの別れた妻の息子ジェレマイア(ブランドン・デ・ウィルデ)がマギーの部下の看護婦アナリー(ジル・ハワース)と恋仲であることをマギーから聞かされ、数年ぶりで息子と再会した。トリーは息子が世間をうまく渡ることしか考えない青年であることを悲しんだ。太平洋艦隊司令長官(ヘンリー・フォンダ)はかねてからトリーを信頼しており反攻作戦を一任することにきめた。そのころ基地でピクニックが行なわれ、アナリーが礁湖で泳いでいたとき、セントポール号の副長エディントン(カーク・ダグラス)に犯された。彼女はそれを恥じて自殺した。トリーはその悲しい知らせを息子に伝えた。そのことで父と子の間に新しい愛情が芽生えた。その頃、逼迫した戦局にあってどうしても日本艦隊の所在を知る必要がトリーにはあった。エディントンは単身偵察機を操縦してその所在を確認、無電で伝えたとき撃墜されて死んだ。罪滅ぼしのつもりだったのだ。トリー提督は激しい海戦の末勝利をおさめたが多くの犠牲者も出した。トリー自身、片足を失い、その味方の莫大な損害を確認したとき、軍法会議にかけられるものと覚悟していたが、太平洋艦隊司令長官が新しくトリーを訪れ、トリーを内地に送還、義足で機動部隊を指導させることにした。彼のそばにはマギーの優しい看護の姿があった。