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ガラスの中の少女(1960)

  • がらすのなかのしょうじょ
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  • 平均評点

    58.9点(39人)

  • 観たひと

    66

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/11/9
上映時間 64分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督若杉光夫 
脚色青山民雄 
原作有馬頼義 
企画大塚和 
撮影井上莞 
美術岡田戸夢 
音楽木下忠司 
録音丸山国衛 
照明内藤安三郎 
編集青山一郎 

キャスト

出演吉永小百合 靖代
信欣三 靖代の父杉太郎
轟夕起子 靖代の母里子
浜田光曠 陽一
大森義夫 陽一の父儀助
小夜福子 陽一の母ます
草薙幸二郎 中村
稲垣隆史 松三
佐野浅夫 社長
南風洋子 春江
多熱マユミ 女子高校生A
中村歌 女子高校生B
水原英子 女子高校生C
斎藤久美子 女子高校生D
石田桂子 女子高校生E
村田寿男 男A
澄川透 男B
日野道夫 男C
白井鋭 男D
斎藤美和 女A
鈴村益代 女B
林茂朗 グレン隊風の男A
谷田部靖 手伝いの大学生A
山田禅二 手伝いの大学生B
山根照雄 手伝いの大学生C
大塚興一 手伝いの大学生D

解説

有馬頼義の原作を、青山民雄が脚色し、「十代の狼」の若杉光夫が監督した、少年少女の純愛を描く叙情編。撮影も「十代の狼」の井上莞が担当。

あらすじ

陽一と晴代は中学一時代同級生だったが、陽一は町工場へ、靖代は高校へと別々の道を歩まねばならなかった。ある日、偶然二人は町で会い、みつまめ屋で卒業後の様子をあれこれと話し合った。靖代の父で大学の助教授の杉太郎は、少しでも靖代の帰宅時間が遅れると、その理由を異常なまでに追求する。母親の里子はただオロオロするばかりだった。陽一の家庭もまた暗かった。失職中の父親が酒ばかり飲んでどなりちらしていたし、母親は働きに出て留守がちだった。ある時、靖代は後楽園で陽一と遊んで帰宅した。杉太郎は靖代を見るとやにわに彼女の手を取り、教授になって北海道へ行くといいながら、抱きよせた。靖代は本能的に恐怖を感じて逃げた。その夜、母親から杉太郎はほんとうの父親でないことを知らされた。彼女は家をとび出し、陽一の家を訪れた。陽一は靖子と会えぬ生活を想像するだけでも苦しかった。彼も自分の家庭のことを打ちあげた。二人は、どこか静かな所へ行って話をしようと相談した。次の日、二人は山あいの湖水にボートを浮かべた。靖代はしのばせていた睡眠薬を取り出した。二人は薬を分け合って飲むと、横になって空を眺めた。ボートは、二人の眠りを誘うように、波間にそっといつまでも揺れていた。

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