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番頭はんと丁稚どん

  • ばんとうはんとでっちどん
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  • 平均評点

    67.4点(5人)

  • 観たひと

    8

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/5/20
上映時間 88分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督酒井欣也 
脚色森田竜男 
原作花登筐 
製作島津清 
撮影倉持友一 
美術桑野春英 
音楽大森盛太郎 
録音三輪三郎 
照明仙波正巳 
編集天野栄次 

キャスト

出演大村崑 崑松
芦屋小雁 小松
芦屋雁平 駿松
芦屋雁之助 雁七
菅佐原英一 清七
浪花千栄子 隠居はん
浅茅しのぶ 御寮はん
森川信 旦那はん
九条映子 かな子
松山容子 美代子
田端義夫 美代子の夫
若水ヤエ子 八重
西岡慶子 お花
三角八重 奥女中
野沢英一 大番頭忠助
山口京子 智子
弥生慶子 明子
水原真智子 ふみえ
マヒナ・スターズ 隣の丁稚達
富本民平 崑松の父
山本かおる 崑松の母
小川虎之助 岩田老人
和歌浦糸子 うどん屋のおばさん
小田草之助 郵便配達員
堺駿二 村長
桂小金治 藤田巡査
南泰介 天保山の出札係
青山宏 花岡
高山裕子 寿屋旅館の女将
花登筐 テレビ演出者
玉島愛造 蛸焼き屋

解説

同名のテレビ・ドラマの映画化で、花登筐の原作を、森田竜男が脚色し、「江戸の顔役」の酒井欣也が監督した喜劇。「命との対決」の倉持友一が撮影した。

あらすじ

崑太は少々頭は足りたいが、親思い、兄弟思いの心根のやさしい少年だ。田舎の家を出て、大阪道修町の薬種問屋七ふく堂へ丁稚奉公に行くことになった。崑太は早速丁稚係りの小番頭雁七に預けられ、名も崑松と改めた。旦那はんの次女かな子が学校を卒業して帰ってきた。遊びに余念がない彼女の様子を心配した隠居は、大学出の小番頭清七をかな子の監視役につけた。かな子は前垂れ姿でつきまとう清七を嫌い、「雁七が好きや」と心にもないことを言った。かねてから彼女に惚れていた雁七は有頂天、崑松にラブレターを托した。一方、雁七に思いを寄せていた女中のお花も雁七宛の恋文を崑松に托した。また、隠居がかな子の見合いの日を決める岩田老人宛の手紙を崑松に渡した。一度に三通の手紙を渡された脳の弱い崑松は相手をめちゃめちゃに運んでしまった。その上、旦那が妹のふみえに店の五千円をごまかして渡した濡れ衣を着せられた。母親に送るつもりで数えていた貯金がちょうど五千円だったからだ。かな子の見合いの日、今では清七を好きになっていた彼女はお供の崑松に口止めして別府にある伯母の旅館へ行ってしまった。叱りとばされた崑松は別府へかな子の後を追って行った。折柄公開中の“番頭はんと丁稚どん”の舞台へ飛びこみ、泣きながら、「こいさん、七ふく堂のこいさーんッ」と呼んだ。これを見ていたかな子は慌てて駈けつけた。清七が好きなことを告げると、隠居も許した。すべての誤解がとけ、七ふく堂には春がきた。

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1960年6月上旬号

日本映画紹介:番頭はんと丁稚どん