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ある脅迫

  • あるきょうはく
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  • 平均評点

    73.3点(51人)

  • 観たひと

    80

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/3/23
上映時間 65分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督蔵原惟繕 
脚色川瀬治 
原作多岐川恭 
企画茂木了次 
撮影山崎善弘 
美術千葉一彦 
音楽佐藤勝 
録音八木多木之助 
照明三尾三郎 
編集鈴木晄 

キャスト

出演金子信雄 滝田恭助
西村晃 中池又吉
草薙幸二郎 熊木伸二
河上信夫 支店長奥山
山田禅二 業者小野
浜村純 小使野崎
白木マリ 中池の妹梅葉
小園蓉子 滝田の妻久美子
新井麗子 女将時子
河合健二 銀行員A
花村典克 銀行員B
久遠利三 銀行員C
水谷謙之 銀行員D
川村昌之 車掌
山中大成 宮崎
清水千代子 飲み屋の女中
青木富夫 刑事

解説

多岐川恭の原作を、川瀬治が脚色、「われらの時代」の蔵原惟繕が監督した推理映画。撮影は「「キャンパス110番」より 学生野郎と娘たち」の山崎善弘。

あらすじ

北陸××銀行直江津支店次長滝田恭助は、本店の業務部長に栄転することになった。彼の妻は頭取の娘で、このことも出世を早める原因らしかった。滝田の送別会で、一人離れて座っている男があった。中学時代に滝田と同級だった庶務係の中池だ。滝田の妻はもとはといえば中池の恋人だった。それを滝田が奪ってから彼の人生街道が開いたのだ--。宴会の帰途、滝田の前に立った男がある。ヤクザの熊木だ。滝田が女を養うために印鑑を偽造、浮貸しをしている秘密を握っているのだ。三百万円よこせと脅迫した。そして、拳銃を渡して金庫破りをすすめた。ある夜、レインコートを着、ハンチングと黒いスカーフで顔を隠した滝田は、小使を縛って銀行へ押し入った。宿直の中池が帰って来た。滝田は拳銃をつきつけ、金庫の前に中池を引っ立てた。しかし、中池は滝田の正体を見破っていた。滝田は急に笑い出し、防犯週間だから銀行ギャングの予行演習を考えついたのだと言った。この場は何とかつくろったが、熊木が三百万円を待っている。二人は断崖の上でもみあい、足をすべらした熊木は悲鳴を残して落ちていった。翌日、滝田は中池に呼び止められた。中池は自分が熊木を使って脅迫させていたのだと言った。--妻や子と任地へ向う滝田は汽車に乗っていた。しかし、隅の方の席には中池が座っていた。「これからあんたの行くところへはどこまでもついて行く。銀行はやめたよ」と滝田を見上げて言うのだった。

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