男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

新宿泥棒日記

  • しんじゅくどろぼうにっき
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    63.4点(117人)

  • 観たひと

    190

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    21

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/2/15
上映時間 116分
製作会社 創造社
配給 ATG
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督大島渚 
脚本田村孟 
佐々木守 
足立正生 
大島渚 
製作中島正幸 
撮影吉岡康弘 
仙元誠三 
美術戸田重昌 
録音西崎英雄 
編集大島渚 
スチル小笠原清 

キャスト

出演横尾忠則 岡ノ上鳥男と名のる青年
横山リエ 鈴木ウメ子と呼ばれる女
田辺茂一 田辺茂一氏
高橋鉄 高橋鉄氏
佐藤慶 佐藤慶氏
渡辺文雄 渡辺文雄氏
戸浦六宏 戸浦六宏氏
唐十郎 唐十郎氏
麿赤児 状況劇場の人々
大久保鷹 状況劇場の人々
四谷シモン 状況劇場の人々
不破万作 状況劇場の人々
九頭登 状況劇場の人々
藤原マキ 状況劇場の人々
李礼仙 状況劇場の人々

解説

「帰って来たヨッパライ」の四人のグループがシナリオの執筆し、大島渚が監督した。撮影は吉岡康弘と仙元誠三が担当した。

あらすじ

真夏の新宿。蒸し蒸しする雑踏の中から、突然「泥棒だ!」という声が起った。捕った少年は、追手の前で素裸になり、ひらきなおった。その有様を見ていた一の人学生が、紀伊国屋書店へ入ると、数冊の本を抜きとった。その手首をしっかりとつかんだのは厳しい表情の女店員だった。紀伊国屋書店の社長田辺氏は叱りもせず学生を許し、女店員は三度目までは大目にみるのだと笑った。学生は再び、万引を宣言し、実行した。ところが田辺氏は、岡ノ上鳥男という学生を許したばかりか金まで与えた。鳥男は女店員のウメ子に、手首をつかまれた時の感覚を、まるで射精してるようだ、と語った。それから、ウメ子もネグリジェを盗んだ。そして鳥男を挑発し、鳥男は彼女を抱いた。しかし、鳥男との情事は彼女の想像とは違った空しいものだった。その夜、ウメ子はスナックで暴れ、田辺氏が彼女をもらい下げに留置所を訪れた。田辺氏は、二人を性科学の権威高橋氏のもとへ連れて行き、高橋氏は「人間の根元的な性」について語るのだった。田辺氏はつづいて新宿のバーへ二人を案内し、そこにいた俳優の佐藤氏や渡辺氏に紹介した。両氏は、二人を料亭へ連れ、友人の戸浦氏が女性を口説く様子を見せた。その料亭では、お客のためにわざと「やらずの雨」を降らせたりしていたがこの作られた性の世界に二人は失望し、ますます虚しさを覚えるのだった。その反動から、鳥男はウメ子に乱暴をした。ウメ子は、その時の有様を田辺氏に話し、輪姦された自分を買って下さい、と迫った。田辺氏は、もうこんなつまらない遊びはやめなさい、とさとした。唐十郎の状況劇場を訪れた鳥男は、唐に「別の人間にしてくれ」と頼んだ。唐は鳥男を由比正雪にしたてて舞台に立たせた。そんな鳥男に反発するウメ子は、重要な小道具正雪の生首を隠してしまった。怒る唐の前に現われた妻の李礼仙は、それを自分の責任と切腹の作法をはじめた。ウメ子は礼仙の横に座ると、自らのメンスの血で自分の下腹部に赤い横一文字を引いた。鳥男は、引寄せられるようにウメ子に近づいた。その晩、新宿には群衆と警官隊との激しい衝突があった。

関連するキネマ旬報の記事

2013年3月下旬号

巻頭特集 大島渚 全:大島映画と生きる「新宿泥棒日記」

1970年2月上旬決算特別号

特別グラビア 日本映画ベスト・テン:心中天網島/私が棄てた女/少年/かげろう/橋のない川/男はつらいよ/ベトナム/新宿泥棒日記/続男はつらいよ/風林火山

1969年3月下旬号

日本映画批評:新宿泥棒日記

1969年3月上旬号

旬報試写室:新宿泥棒日記

1969年2月下旬号

日本映画紹介:新宿泥棒日記

1969年2月上旬決算特別号

新作グラビア:新宿泥棒日記