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座頭市喧嘩太鼓

  • ざとういちけんかだいこ
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  • 平均評点

    65.5点(60人)

  • 観たひと

    102

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/12/28
上映時間 82分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督三隅研次 
脚色猿若清方 
杉浦久 
吉田哲郎 
原作子母沢寛 
企画辻久一 
撮影森田富士郎 
美術内藤昭 
音楽池野成 
録音海原幸夫 
照明黒川俊二 
編集谷口登司夫 
スチール小山田幸生 

キャスト

出演勝新太郎 座頭市
三田佳子 お袖
佐藤允 柏崎弥三郎
西村晃 猿屋宗助
藤岡琢也 草津の新吉
ミヤコ蝶々 お早
清水彰 荒追の熊吉
戸浦六宏 鈴屋の蝶次
大川修 徳次
曽我町子 お仙
玉川良一 達磨落しの長八
五味龍太郎 明神の佐七
水上保広 宇の吉
伊達岳志 勘造
木村元 井川大作
杉山昌三九 女衒の金助
山本一郎 壷振りの男
諸口旭 正太
玉置一恵 油屋の番頭
堀北幸夫 磯吉
浜田雄史 村木兵馬
勝村淳 六助
薮内武司 作次郎
近江輝子 金平楼のお勝

解説

「座頭市牢破り」の猿若清方、「二匹の用心棒」の杉浦久「尼くずれ」の吉田哲郎の三人が共同で脚本を執筆し、「二匹の用心棒」の三隅研次が監督した座頭市シリーズ第十九作。撮影は「兵隊やくざ強奪」の森田富士郎が担当した。

あらすじ

年の瀬も迫った甲州路。石和宿に来た座頭市は、一宿一飯の義理から、やむなく博徒宇之吉を斬った。だが、斬らせた熊吉の狙いは、宇之吉の姉お袖にあった。お袖を豪商猿屋宗助に世話をし、ひと儲けをたくらんでいたのだ。弟の遺体にすがるお袖に、熊吉の子分が襲いかかった。市はお袖を救いだすと、熊吉の卑怯なやり方に憤り、石和宿を後にした。一方お袖に逃げられた熊吉は、勘造ら五人に後を追わせた。そんなお袖の身を案ずる市は、全神経をお袖に向け、つかず離れずの道中を歩んだ。とある里にさしかかった時お袖は、旅の浪人柏崎にそそのかされた。またまた危難を救われたお袖は、厳しく見送る柏崎や追手を後に、市と道づれの旅を始めた。だが、恩人でありながら仇であるという市に、お袖の心は妖しく動揺するのだった。ある晩、お袖は市に宇之吉形身の匕首をむけた。しかし、所詮は女の手。市にさとされ嗚咽するしかなかった。やがて、お袖が高熱で倒れ、市は金の工面に賭場に赴いた。だが、ツイていない市は文無しにされてしまった。その時、市の仕込杖を抵当に、柏崎が小判を投げ出した。市は鮮かな手さばきで最後の勝負に挑んだが、柏崎の冷徹な目は、そのイカサマを見破っていた。簀巻にされた市は、富士川に投げこまれるところを、勘造一味に五両で買われ、乱暴されるのだった。そんな市を一味から解放したのが、柏崎だった。そこで市は、仕込杖を返されたものの、柏崎に殺意を感ぜずにはおれなかった。刀の柄に手をかけ、市の動静を見守る柏崎。その緊迫を破って、柏崎を追って来た三人の侍が斬り込んだ。市が旅篭に帰った時、お袖は置手紙を残し、諏訪の遊女屋金平楼に発っていた。お袖が弟の更生のためにつくった三十両は、身売りした金だった。市は、金平楼に赴きお袖を脱け出させると、金の工面に佐七の賭場を訪れた。そこには熊吉一味が市を待受けていたが、市の仕込杖に、かなう者はなかった。金を手にした市は、お袖の待つ寺へ急いだ。ところが、そこにはお袖と共に柏崎が待っていた。折しも、鳴り響く諏訪明神の一番太鼓。居合斬りの市と鏡心明替流の柏崎との壮絶な対決は、市の勝利に帰した。市はその時駈けつけた金平楼の男衆の前に小判を投げ出した。お袖の目に光る涙。諏訪明神の太鼓は鳴りひびき市の顔は元旦の日の出に赤く染っていた。

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