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新宿の肌

  • しんじゅくのはだ
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  • 平均評点

    36.7点(10人)

  • 観たひと

    17

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/12/14
上映時間 89分
製作会社 ゴールド・プロモーション
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督斎村和彦 
脚本丸林久信 
企画伊藤久夫 
製作本橋芳男 
撮影佐藤和夫 
音楽永作幸男 
録音大谷清 
照明浅沼旦雄 
編集中山治 
スチール小尾健彦 

キャスト

出演松岡きっこ チヨ
桜むつ子 くら
中原早苗 峰子
柳沢真一 大六
十朱久雄 松村
太田博之 今井
藤木孝 石井
長沢純 フーテン青年
伊丹十三 レオナルド三宅

解説

脚本執筆には新人の丸林久信があたり、「ヒロシマの証人」の斎村和彦が「新宿の現実をふまえたその上で、主人公にキレイな夢と若い詩を託して描いてみたい」とメガホンをとった風俗もの。撮影は佐藤和夫が担当した。

あらすじ

ネオンが瞬き、人の熱気が渦巻く享楽の街新宿。チヨは、そんな街の雰囲気にそぐわないほどの純情娘だった。あの日、チヨは、母親くらに弁当を届けに行く途中、新宿の姉ご格の峰子に誘われ、ゴーゴー喫茶やサイケバーで写真家の三宅やフーテン青年と友だちになった。そんなチヨをつけ狙う一人のヤクザがいた。彼は、くらが売り子をしているストリップ劇場で、照明係の今井に無断入場を咎められ、傷害事件を起こした。刺された今井は、作曲家を志し、働きながら大学へ通っている真面青年だった。今井は命をとりとめたが、くらとその場にいたチヨは、あらぬことを三流紙に書きたてられ、失職してしまった。食堂を辞めさせられたチヨは、フーテン青年と寝ることで寂しさを紛わせた。それから間もなく、新聞で名を売ったチヨを、ストリップ劇場の支配人松村がスカウトした。そして、踊り子となったチヨは、一躍スターにのし上がり、ファンの紳士たちに新宿のさかり場を連れ歩かれた。峰子のヒモの大六はそんなチヨを金づるにしようと狙っていた。怒ったフーテン青年は大六を刺し、自分も刺されて死んでしまった。また、チヨの写真撮影に熱中していた三宅もハイミナールの濫用がたたって廃人となり、無惨な死に方をした。自分のために人を死なせたチヨは、思いつめるのだった。今井は、そんなチヨを励まし、厳しい歌のレッスンを始めた。ますます人気上昇のチヨにテレビ局から歌の出演依頼が来た。電波に乗った娘の晴姿に涙を拭うくら。そしてその傍には、今井の、晴々とした姿があった。

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