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女浮世風呂

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  • 平均評点

    45.6点(5人)

  • 観たひと

    6

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/7/10
上映時間 88分
製作会社 青山プロ
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督井田探 
脚本山崎巌 
企画児井英生 
撮影岩崎秀光 
美術黒沢治安 
音楽大森盛太郎 
録音アオイスタジオ 
照明石田清三郎 
編集金子半三郎 
スチル花沢正治 

キャスト

出演葉山良二 新三
岡崎二朗 太吉
二本柳敏恵 初江
林美樹 しゅん
美矢かほる とよ
辰巳典子 なつ
清水世津 ひで
大月麗子 ちせ
谷ナオミ きよ
乱孝寿 つる
S・クリケット クリスティーナ
内田高子 初瀬
火鳥こずえ 妙照尼
名和宏 藤枝外記
泉田洋志 神林半三郎
冬木京三 大和屋
大原譲二 備前屋
二本柳寛 秋本加賀守
鶴岡八郎 黒兵衛
国創典 嘉助
美舟洋子 女房かね
椙山拳一郎 勘太
二階堂浩 六助
種村正 
里見浩二 トギ安
新井麗子 女房
谷村昌彦 悟道軒
福田トヨ 女房
大塚弘二 宅一
久本由紀 入浴する若女房

解説

「男の掟」の山崎巌がシナリオを執筆し、「残侠無情」の井田探が監督した怪談もの。撮影は新人の岩崎秀光。

あらすじ

五代将軍綱吉の治世。士農工商の身分制度の下で、江戸の町人たちは浮世風呂に娯楽を求めていた。そこでは湯女たちが男の身体を洗い、夜には二階座敷で男たちに肉体を与えていた。江戸のあちこちで若い娘たちが次々に神隠しにあうという事件が起った。とよ、なつ、ひで、初江たらはその犠牲者だった。この事件の背後に寺社奉行藤枝外記がいた。外記は金貸しの大和屋、回漕問屋の備前屋たちと計り、湯女たちをオランダからの密輸品の代償として外国へ売りとばしていたのだ。素人娘たちが神隠しにあったのは、外記らが湯女の補充のためにさらっていったのだった。一方、大和屋はオランダ女のクリスティーナを藤枝に献上し、密輸の便宜を得ていたのだ。そのころ、柳小路の長屋では行方不明になった初江を探して、遊び人の新三、大工の太吉らが動き出していた。新三はある日、浮世風呂で素人娘らしい湯女を見て怪しんだ。太吉と一芝居打って大騒ぎを起し、そのすきに湯女にされていたしゅんを助け出し、藤枝らの企みの一部始終を聞き出したのだった。実は新三は幕府目付役の下で働く、隠密だったのだ。新三は地下牢に閉じ込められていた初江たちを助け出したが、身の危険を感じた藤枝は江戸城大奥の女中初瀬を自分のものにして、将軍への嘆願を求めたのだ。一方、新三は大和屋、備前屋を一網打尽にしようと捕手たちに囲ませたが、抵抗する一味とすさまじい斬りあいになった。しかし、結局、悪徳商人たちは縄についたのだが、藤枝は初瀬のとりなしで、お役御免だけで済んでしまった。くやしがる新三たち。しかしこのことがあってから、江戸の浮世風呂は男女混浴を禁止されたのである。身分制度に縛られた庶民たちの、ただ一つの憂さの晴らしどころであった、浮世風呂にまつわる、江戸の市井の色と欲と政道の腐敗にまつわる事件は、こうして落着した。

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1968年7月下旬号

日本映画紹介:女浮世風呂