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怪談おとし穴

  • かいだんおとしあな
  • The Pit of Death
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  • 平均評点

    62.5点(15人)

  • 観たひと

    31

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/6/15
上映時間 78分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督島耕二 
脚本舟橋和郎 
企画塚口一雄 
撮影小原譲治 
美術柴田篤二 
音楽大森盛太郎 
録音三枝康徐 
照明木村辰五郎 
編集鈴木東陽 
スチル椎名勇 

キャスト

出演成田三樹夫 倉本治夫
渚まゆみ 西野悦子
船越英二 西野文雄
見明凡太朗 湯川社長
平井岐代子 湯川道子
三条魔子 湯川みどり
田中三津子 福原夏子
福原真理子 華子
津山由起子 浪子
早川雄三 坂部
橋本力 宇田川
片山明彦 安原
佐伯勇 藤岡
谷謙一 里見課長
遠藤啓平 業務部長
大山健二 専務
南方伸夫 常務
渥美マリ 受付係
夏木章 医務室の医者
木島進介 社員A
河島尚真 社員B
中原健 池上

解説

「喜劇 初詣列車」の舟橋和郎がシナリオを執筆し、「ラーメン大使」の島耕二が監督した怪談もの。撮影は「毒薬の匂う女」の小原譲治。

あらすじ

倉本治夫は、月商数十億円を誇る日本貿易の業務部長。鋭敏明晰な頭脳と抜群の行動力で、出世街道を驀進する若きエリートだった。社長の信頼も厚く、やがて社長令嬢みどりと結婚した。世界一周の豪華新婚旅行から帰った翌日、倉本は一人の男の訪問を受けた。男は文書部に勤務していた西野悦子の兄だった。彼は悦子が失踪したことや妊娠していたことに心当りを求めてやって来たのだった。倉本は西野を冷たくあしらった。社内に異変がおこったのは、それからだった。深夜無人の文書部室からタイプの音が響き、悦子が使っていた席に坐るタイピストは次々と体調をくずしていった。悦子の怨霊だと騒ぐ部下を叱り、倉本は不敵に微笑んだ。悦子を殺害したのは、その倉本だった。倉本は悦子と婚約していたが出世欲には勝てなかった。倉本は南米のバイヤーと年間九十八万ドルの契約を結んで、社長に認められたが、その蔭には悦子の肉体提供という犠牲があったのだ。やがて悦子は、倉本とみどりの結婚話が進んでいることを知り、倉本に結婚を迫った。悦子を捨てるかそれとも出世を諦めるか。倉本は綿密な計画を練り、悦子を深夜の会社に呼び寄せた。屋上と地下を結ぶパイプシャフトに投込まれた悦子の死体は、誰にも発見されなかった。ある夜、倉本が一人会社で残業をしていると、タイプの音が聞えてきた。だが文書部に人影はなく何の異常もなかった。ところが次の一瞬、倉本の顔が蒼ざめた。何気なく触れた椅子に、ぬくみがあったからだ。時計は悦子を殺した時刻を指している。そして彼が目をやるところすべてに、自分を見つめる悦子の顔があった。さすがの倉本も錯乱した。幻覚か、誰かの策謀か、あるいはまだ悦子が生きているのかも。倉本は死体確認に地下室に降りていった。そこには、西野が待ち構えており、追いつめられた倉本は、自分が悦子にしたようにパイプシャフトに落ちていった。

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