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忍びの卍

  • しのびのまんじ
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  • 平均評点

    67.7点(22人)

  • 観たひと

    42

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 時代劇 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/1/27
上映時間 89分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング R-18
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木則文 
脚色佐治乾 
小野竜之助 
原作山田風太郎 
企画天尾完次 
松平乗道 
撮影鈴木重平 
美術雨森義允 
音楽伊部晴美 
録音野津裕男 
照明中山治雄 
編集堀池幸三 
スチール藤本武 

キャスト

出演夏八木勲 椎ノ集刀馬
桜町弘子 陽炎
桜町弘子 お園の方
遠藤辰雄 虫籠右陣
山本麟一 筏織右衛門
潮健児 百々銭十郎
桑原幸子 
真理明美 お栄
真理アンヌ お彩
真山知子 おぶみ
菅貫太郎 家光
山城新伍 忠長
曽我廼家明蝶 土井大炊頭
小松方正 鳥居土佐守
大木実 柳生但馬守
関根永二郎 紀伊侯
堀正夫 尾張侯
中村錦司 水戸侯
花柳小菊 春日局
三島ゆり子 お国の方
霧立はるみ お舟の方
小川真理子 おくる
大前均 大男の蔵番
河村満和 鶉大五郎
熊谷武 御典医
志賀勝 忍者A
阿波地大輔 忍者B
三浦徳子 舟宿の女

解説

山田風太郎の原作(報知新聞連載・講談社刊)を、「日本暗黒史 情無用」の佐治乾と小野竜之助が共同でシナリオを執筆し、「任侠 魚河岸の石松」の鈴木則文が監督した忍者もの。撮影は「三人の博徒」の鈴木重平。

あらすじ

徳川三代将軍家光は、三十歳を過ぎても一向に子宝に恵まれず、その上、相手をする女の下半身が金色のうろこに変っていくという事件がつづいて起って、すっかり女性不感症にかかってしまった。この事件を忍びの業と睨んだ柳生但馬守は、かつて柳生門下の剣客といわれた浪人刀馬を雇い、事件の解決にあたらせた。刀馬はまず、伊賀、甲賀、根来の各組から選出した男女十数人の忍者で、大奥警護にあたらせた。ある日刀馬は配下の根来忍者右陣の怪しい動きに目をとめ、あとをつけたが、女忍者陽炎のくノ一の術に捕われてしまった。陽炎は豊臣秀吉に領地を奪われた大名の娘で、お家再興のため南蛮忍法を学んで卍一族を結成し、家光の弟で将軍の座を狙う駿河大納言忠長と結託、家光の世嗣を絶やそうとしていたのである。しかし、陽炎は刀馬に一目惚れしてしまい、その油断をついた刀馬は逃げ出すことができた。ある日、家光が湯治に向ったという情報に陽炎は湯女に化けて家光に近づいた。陽炎はくノ一忍法で家光を腹上死させようという作戦だった。しかし、家光の危機を前もって知った刀馬が、家光に変装して陽炎を待っていたのだった。お家再興のためにすべてをかけていた陽炎だったが、一度恋した刀馬には術も効力を失ってしまい、自から刀馬に斬られてしまった。こうして、忠長は敗北をさとって切腹し、事件は解決した。だが役目を果した刀馬は、仕官の勧めを断り、大奥一の美女といわれ、陽炎とそっくりの顔をしたお園を拝領すると、城下を離れて行った。将軍家光は健康体に回復し、七年のちに、第一子が誕生、生涯に五男一女をもうけたという。

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