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秩父水滸伝 影を斬る剣

  • ちちぶすいこでんかげをきるけん
  • Living by the Sword
  • Living by the Sword


  • 平均評点

    63.6点(9人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/4/8
上映時間 81分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督井田探 
脚本宮本智一郎 
岩崎孝 
原作村松梢風 
企画児井英生 
撮影萩原泉 
美術柳生一夫 
音楽大森盛太郎 
録音中村敏夫 
照明三尾三郎 
編集井上治 
スチル坂東正男 

キャスト

出演高橋英樹 早乙女玄吾
南広 一ノ瀬桂二郎
水島道太郎 追分三五郎
山田真二 村上忠政
伊藤寿章 駿河屋
山本陽子 えみ
平田大三郎 精次
杉江弘 番頭
小林哲子 花子
野呂圭介 伊太郎
滝沢修 県令吉田
葉山良二 岡田角之進
深江章喜 森田
安部徹 黒島刑事
宮阪将嘉 仙造

解説

村松梢風の原作『梢風名勝負物語』(読売新聞社刊)を、「秩父水滸伝 必殺剣」の宮本智一郎と岩崎孝が脚色、「新・男の紋章 若親分誕生」の井田探が監督した“秩父水滸伝”シリーズ第二作目。撮影はコンビの萩原泉。

あらすじ

激しい自由民権運動の中で秩父事件が起きた明治時代。真の剣を学ぶため山岡鉄舟の門を叩こうと東京に向う玄吾は、途中の飯能で弁舌のたつ桂二郎と知り合い意気投合した。駿河屋治平の所に宿を取った二人は、この町が、警察権力と結託したやくざ、仙造一家に牛耳られていることを知った。剣術興行の一座も仙造に法外な歩合を要求され難渋しているのを見て、玄吾は暴力によらずに町を粛正しようと決心した。しかし警察にかけあっても埒があかず、玄吾は視察に来た県令吉田に直訴したのである。そんな玄吾に女剣舞師花子が心を寄せていた。吉田は桂二郎の直言によって玄吾と警察との剣道の試合で勝者の言い分をきくことにした。玄吾が勝てば興行も普通の歩合で行ない、警察はやくざと手を切るというのである。吉田は玄吾の腕で警察を粛正して貰いたかったのだ。一方、弟の仇と玄吾を狙う角之進は謎の義太夫語りに邪魔されていたが、試合の日、会場に急ぐ玄吾の行手を阻んだ。やくざでありながら玄吾の味方をする追分三五郎も手が出なかったが、その時現われたのが義太夫語り、実は山岡門下の村上である。村上にその場を任した玄吾は、会場に着くと警察一の使い手黒島をなんなく破り、花子たちの興行を成功させた。試合後、警察を追われた黒島は仙造たちと共に玄吾に闇討ちをかけたが、逆にさんざん叩きのめされてしまった。その時玄吾に同道して負傷した治平は、勘当した息子が後を心配して帰ってきたのを喜んでいた。翌日、玄吾は花子と再会を約し、町の人たちに別れを告げると桂二郎と共に東京に向って行った。山岡鉄舟の許で、“剣を使わない剣の道”を学ぶためである。

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1967年4月上旬春の特別号

日本映画紹介:秩父水滸伝 影を斬る剣