男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

若親分を消せ

  • わかおやぶんをけせ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    65.3点(9人)

  • 観たひと

    19

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/2/11
上映時間 80分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督中西忠三 
脚本浅井昭三郎 
企画奥田久司 
撮影今井ひろし 
美術太田誠一 
音楽渡辺岳夫 
録音海原幸夫 
照明伊藤貞一 
編集菅沼完二 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演市川雷蔵 南条武
藤村志保 千代竜
柴田美保子 小日向英子
木暮実千代 神部さだ
千波丈太郎 猪之吉
五味龍太郎 三田村鉄平
平泉征 神部勝巳
佐々木孝丸 小日向源八
草薙幸二郎 北村亀之助
安部徹 鎧大吉
鳳啓助 平助
京唄子 女中お北
戸田皓久 竹村少佐
水原浩一 佐藤忠一
守田学 高野
伊東光一 三野弥五郎
南部彰三 渡辺
南条新太郎 板前松さん
木村玄 勘三

解説

「若親分乗り込む」の浅井昭三郎がシナリオを執筆し、これが第一作目である中西忠三の監督した“若親分シリーズ”第六作目。撮影は「大魔神逆襲」の今井ひろし。

あらすじ

南条武の出獄を迎えにきた亡父の親友三野組の弥五郎は、途中の汽車の中で、何者かに殺された。手掛りといえば、特徴ある短刀の鞘と、弥五郎の最期の「水上のよろい」という言葉だけであった。やがて、水上の町の料亭観月楼に板前として現われた武は、新興やくざ鎧組に狙いをつけた。料亭の女将さだや、小日向組源八は共に仁侠に篤い人だったが、鎧組に押され気味である。そんな時海軍兵学校から帰省したさだの息子勝巳の制服姿を見て、武はかつての自分を思い感慨深いものがあった。続いて、艦隊が入港し、親友竹村少佐と会った武は、町の芸妓千代竜の身請金の金策を頼んだ。千代竜は五年前の海軍粛正運動の責を負って自刃した秋月中佐の遺児だったのである。鎧と手を握る高利貸の佐藤は千代竜を手に入れようとしていたが、次第に武の存在が目ざわりになってきた。そこで鎧組は、小日向組の者に暴行を加え、源八の娘英子と勝巳の逢引を狙って、勝巳を監禁した。知らせを聞いた武は、軍服を着て乗り込み、勝巳を救い出した。やがて、竹村少佐からの金が届き、千代竜は身請けされ、さだの養女に迎えられたが、その頃さらに勢力を伸ばそうとする鎧の手で源八が殺された。その遺骸を引取りに行った武は、鎧組三羽烏の一人三田村の匕首を見て、彼が弥五郎殺しの犯人であることを知った。汽車に残された鞘とぴったり合うのである。いまは、武は隠すことなく、自分が南条組二代目であることを名乗った。そして、源八の通夜の日、親分遺愛の短刀を手にした武は暴れ込む鎧組の者を斬りまくり、千代竜をかばいながら、三田村、鎧を斬った。やがて、すべてが終った後、武は千代竜に自分の本当の名前を明かさず、ただ元海軍少尉とだけ告げて、水上を去っていった。

関連するキネマ旬報の記事

1967年2月下旬号

日本映画紹介:若親分を消せ