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四つの恋の物語(1965)

  • よっつのこいのものがたり
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  • 平均評点

    62.9点(35人)

  • 観たひと

    53

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/12/29
上映時間 0分
製作会社 日活
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督西河克己 
脚色三木克巳 
原作源氏鶏太 
企画坂上静翁 
撮影岩佐一泉 
美術木村威夫 
音楽池田正義 
録音秋野能伸 
照明森年男 
編集鈴木晄 
スチール井本俊康 

キャスト

出演芦川いづみ 三沢一代
十朱幸代 三沢二美子
吉永小百合 三沢三也子
和泉雅子 三沢志奈子
笠智衆 三沢平太郎
浜田光夫 久保隆太
関口宏 尾崎良彦
藤竜也 長田吉夫
横山道代 玉子
賀原夏子 とき
浜川智子 圭子
松下達夫 泰造
原恵子 弓子
宮沢尚子 交換手
長尾敏之助 同僚A
二木草之助 同僚B
小野武雄 同僚C
伊達満 同僚D
紀原土耕 板前
吉田毅 チンピラA
田村清臣 チンピラB
緑川宏 医師
白木マリ 「フィフィ」のマダム
堺美紀子 デザイナー
三船好重 女中
下元勉 紳士
小柴隆 試験場の係員
和田美登里 看護婦
内海錠二 ボーイ

解説

源氏鶏太原作“家庭の事情”より、「青春のお通り」の三木克巳が脚色、「悲しき別れの歌」の西河克己が監督した女性もの。撮影は「泣かせるぜ」の岩佐一泉。

あらすじ

三沢平太郎が定年退職した夜、四人の娘は菊ごはんで祝ってくれた。妻なきあと、男手一つで育てた四人の娘。長女の一代は結婚に破れたが、二美子にはきまった相手がいるし、三也子は快活、志奈子も素直な娘で、何も心配はいらなくなった。平太郎は退職金を五十万円ずつ分配すると、経済的責任から解放され、自分の生活を楽しもうと宣言した。五十万円ずつもらった四人の娘は、その使途もまちまちであった。一代は喫茶店の経営を考え、二美子は婚約者の長田の商売を助けるため、そっくり与え、志奈子は競馬に賭けた。三也子は、その頃見知らぬ青年から花束を送られ、五十万どころではなかった。青年は平太郎と同じ会社に勤め、同じビルの花屋に勤める志奈子のもとから花束を贈っていたのだ。志奈子の奔走もむなしく、数日後青年は平太郎を訪れ、正体を現わした。平太郎の会社の重役尾崎の息子で、三也子に一目惚れしたのだ。いつもの三也子に似ずはしゃぐ姿を、訪ねて来た久保隆太は驚きの目で見た。数日後、志奈子と一緒に競馬場に行った三也子は、帰途尾崎に誘われドライブを楽しんだ。同じ時、隆太は、チンピラ学生と喧嘩したあげく、病院にかつぎこまれた。隆太の母親代わりと自認する三也子は病院にかけつけたが、尾崎の面影は去ることがなかった。隆太は病床で尾崎の存在を知り、初めて三也子への愛の深さを知った。心痛に泥酔する隆太をよそに、四人姉妹は尾崎の出るサーキットへと出かけた。だが二美子はそこでレーサー姿の女性と親しくする長田を見て心を痛めた。しかも長田はその女性と恋愛関係にあるというのだ。二美子にとって、その日は暗い日となった。数日後、隆太の老母が上京し、三也子を隆太の嫁にと平太郎を訪れた。その日、三也子は尾崎からプロポーズされ尾崎の両親に会っていた。迷う三也子に、一代は結婚は愛情だけではないと説いた。再び隆太が入院した。組合工作がばれて、工員に袋叩きにあい負傷したのだ。子供っぽい隆太に怒りながらも、三也子は看病にいそしんだ。そんな純粋な心に打たれた姉妹は、それぞれ建設的な人生を歩むことを決心するのだった。一方平太郎は金めあてで、つきあう芸者玉子をすて、娘たちのもとへ帰って来た。二美子も、長田と別れ、一代も志奈子と念願の喫茶店を経営。三也子は隆太と新しい門出をした。

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