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父と娘の歌

  • ちちとむすめのうた
  • The Song of Love
  • ----


  • 平均評点

    59.4点(14人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/10/30
上映時間 91分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督斎藤武市 
脚本鍛冶昇 
林馬呂 
企画坂上静翁 
撮影萩原憲治 
美術坂口武玄 
音楽小杉太一郎 
録音沼倉範夫 
照明大西美津男 
編集近藤光雄 
スチール井本俊康 

キャスト

出演吉永小百合 卓紘子
宇野重吉 父道一
奈良岡朋子 母妙子
浜田光夫 阿川
山内賢 吉行
神山繁 江戸基次
近藤宏 マネージャー北原
波多野憲 若い医師
福田トヨ 団地の主婦A
鏑木はるな 団地の主婦B
杉山元 若いクラリネット吹き
伊藤泰平 東大附属病院院長
須田喜久代 看護婦
島村謙次 バーの支配人
河上信夫 高校の小使
吉行和子 山口
浜川智子 三浦
北出桂子 曽野
西原泰江 庄田
高木秀代 河田
天坊準 道一のアパート管理人
柴田新三 芸能社の男
高田栄子 賄婦
椎名伸枝 遠藤
野村隆 外科医
長尾敏之助 音楽大学教授

解説

鍛冶昇と林馬呂が共同でシナリオを執筆、「渡世一代」の斎藤武市が監督した音楽ドラマ。撮影は「ぼくどうして涙がでるの」の萩原憲治。

あらすじ

高名なピアニスト江戸基次がヨーロッパから帰国した日、卓紘子は音楽担当記者阿川に連れられて、羽田空港まで江戸に会いにいった。だがこの計画は江戸の多忙に忙殺されて実らなかった。紘子の先輩であり彼女を愛する阿川は、紘子の才能をなんとかしてのばしてやろうとしていたのだ。また紘子の父道一は、かつては国際交響楽団のクラリネット奏者だったが、盗難事件の濡れぎぬを着せられて退団し、今では心臓を悪くしてクラリネットも吹けなくなり、紘子には内証で工場勤めをしていた。そうとは知らぬ紘子は、音楽大学の入学金をためるためにせっせとアルバイトをしていた。やがて阿川の尽力で一週に一度江戸基次の家でレッスンを受けられるまでになった。だが、その嬉しさも束の間、紘子は父道一の同僚吉行から、道一がとっくに楽団をやめて工場づとめをしていることを聞き愕然とした。しかし道一の心情を察した紘子は、あえて道一をとがめようとはしなかった。翌日紘子は、アルバイトでためた五千円と、母の形見の指輪を質入れしてつくった金をたして、高価な新薬を買い吉行を通じて父に与えた。入学資金を父の治療費にまわしてしまった紘子は、一時進学を断念しかけたが、吉行や阿川にはげまされて、ナイトクラブにアルバイトをみつけ、見事音楽大学に入学した。そしてある日、アルバイトに追われて苦闘する紘子にまたとないチャンスがめぐってきた。毎朝新聞主催のコンクールで見事に優勝をかちえたのだ。これを機に、紘子は新春に東洋フィルでピアノをひくことが決った。紘子はふとした不注意でつくった小指の傷にもめげずに猛練習に打ちこんだ。友人山口や、阿川の心温まる助言に励まされ、紘子は次第に自信をつけていった。やがて東洋フィルハーモニー交響楽団の初練習の日、紘子は楽団員のメンバーに父道一の姿を発見して歓喜の叫びをあげた。再起した父と娘は晴れやかに顔を見合わせた。

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