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悦楽

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  • The Pleasures of the Flesh
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  • 平均評点

    66.7点(77人)

  • 観たひと

    119

  • 観たいひと

    16

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/8/29
上映時間 91分
製作会社 創造社
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督大島渚 
脚色大島渚 
原作山田風太郎 
製作中島正幸 
撮影高田昭 
美術今保太郎 
音楽湯浅譲二 
録音西崎英雄 
照明平田光治 
編集浦岡敬一 
スチル吉岡康弘 

キャスト

出演中村賀津雄 脇坂篤
加賀まりこ 稲葉匠子
野川由美子 
八木昌子 志津子
樋口年子 圭子
清水宏子 マリ
小林昭二 青年
小沢昭一 速水
戸浦六宏 桜井
浜田晃 花輪組1
江守徹 花輪組2
渡辺文雄 花輪組3
小松方正 江城
佐藤慶 刑事

解説

山田風太郎の原作「棺の中の悦楽」を「天草四郎時貞」の大島渚が脚色・監督した。撮影は高田昭。

あらすじ

三流の広告会社で働く安サラリーマン脇坂篤のところに、ある日篤がかつて家庭教師をしていたころの教え子稲葉匠子から結婚招待状が送られてきた。--篤はいつの日からか、匠子を密かに愛し続けてきたのだ、そしてそれ故に、匠子には知らせず、彼女がまだ小字生のころ暴行を働き、未だに匠子を脅迫し続けている青年を汽車のデッキから突落し殺してしまったのだ--。そして今、篤が得たものは、この一通の招待状であった。その夜酔って帰った篤は、以前、篤の犯行を目撃したという汚職官吏速水が、彼が出所するまでを条件に、篤に無理矢理に預けていった三千万円入りのトランクを開けた。速水が横領した金九千八百万円の一部であった。速水が帰ってくる一年半の間に、この棺にも似たトランクにつまった三千万円の悦楽をくみつくそうというのだ。一年半後には自らが、その棺の中に身を横たえればいいのだ。篤は大金をばらまいて次々と女を貪り、替えていった。打算的なバーのホステス眸、病身の夫を持ちながらアルサロで働く被虐的な女志津子、冷感症のインテリ女医圭子、言葉が不自由のうえ知的障害者で、異常な性欲を持つ街娼マリ。そして金を使い果たし、期日もあと十日ほどにせまったある日、篤はマリのヒモで刑務所で速水と同房だったという工藤に、速水が獄死したことを聞いた。二人は速水の残していった金をめぐってもつれ合い、工藤は間にわけて入ったマリの拳銃で射殺された。そんな折も折、篤は偶然匠子と再会した。匠子は、倒産した夫を救うためにと、篤に金を無心した。匠子は今までの篤の派手な生活を知っていたのだ。だが今の篤にはどうすることも出来ず、事の一切を匠子に告白した。匠子は去り、一人とり残された篤の手に手錠が鳴った。警察に篤の犯罪を密告したのは匠子であった。篤の顔が悲しみと怒りに赤く燃えていた。

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