男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

掏摸(すり)(1965)

  • すり
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    49.3点(3人)

  • 観たひと

    5

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/10/16
上映時間 83分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督弓削太郎 
脚本八尋不二 
企画八尋大和 
撮影宗川信夫 
美術仲美喜雄 
音楽池野成 
録音渡辺利一 
照明泉正蔵 
編集中静達治 
スチル椎名勇 

キャスト

出演本郷功次郎 仕立屋銀次
渡辺鉄弥 半太
高田美和 おさよ
早川雄三 牧村剛平
久保菜穂子 清水熊
内田朝雄 大河卓造
成田三樹夫 巾着屋勝蔵
仲村隆 陣族の新助
真城千都世 おいらん小市
志保京助 細目の安
星ひかる おとなしやの吉
滝田裕介 濡れ燕の健
中原健 隼のサブ
森一夫 ちょぼ一
美川陽一郎 山川
浜村純 桃井半蔵
津田駿 ほうずき売り
佐々木正時 親爺
三角八郎 落語家の客
松村若代 老婆
川澄節子 お花
泉かおる お竹
大川千恵子 おきく
小山内淳 遊人風の男
森矢雄二 秘書課員
武江義雄 目玉の松
南堂正樹 でく政
杉森麟 鼻万
喜多大八 ズドン熊
一条淳子 人形の春
米沢富士雄 もろぬき
今井荘一郎 仲兵衛
三夏伸 天助
中谷勲 ぴん
佐原新治 からみの鉄
後藤武彦 だいがら
甲千鶴 めんちり
有島圭子 てく花
小杉光史 掏られている紳士
小島美沙 
赤沢未知子 
沖良子 
及川弘子 
光実千代 
松浦いづみ 
高見貫 善助
真杉美智子 甘酒屋の女
藤野千佳子 甘酒屋の女
大庭健二 ナゲシ解のスリ
花布洋 ナゲシ解のスリ
加藤雅子 帯を解かれる女
北川裕 牧村の給仕
穂積明 巾着屋の子分
原田玄 立会人
石黒三郎 大河局長の秘書
皆川福之助 馬鹿初

解説

「桃太郎侍(1963)」の八尋不二がオリジナル・シナリオを執筆、「雲を呼ぶ講道館」の弓削太郎が監督した明治もの。撮影もコンビの宗川信夫。

あらすじ

下谷界隈では清水一家と巾着屋一家がスリの縄張り争いをしていた。ある日清水組の乾分半太がすった財布を、見事すり返した男がいる。裏町で仕立屋をする銀次だ。そのすご腕に惚れた半太の誘いで、銀次は女親分清水熊に会った。やがて玄人のスリになった銀次は、縁日の日、ある親娘連れから財布をすった。この財布が銀次の運命を狂わせるのも知らず……。銀次のスリ行脚は増々激しくなっていった。老剣士桃井半蔵から印篭をする賭けをしたり、スリルに銀次は陶酔していった。ある日、半太とスリ行脚をする銀次は、縁日の日に自分がすった男の娘に会い、後を追った。娘の名はおさよといい、父は役人であったが、縁日にすられた財布がもとで病いに伏していると語った。銀次は思いあたるところがあった。巾着屋のスリ濡れ燕の健と刑事山川が必死に銀次の後をつけているのだ。あの財布の中味はよほど重要なものが入っていたにちがいない。銀次は中身も見ずに半太に呉れたのを悔んだ。一方半太はその中にあった一万円の受領書をネタにおさよの父牧村をゆすっていた。受領書は工事入札に関する監督局の汚職の証拠であったのだ。その後牧村は局長から不始末を叱責され自殺して果てた。葬式を出した傷心のおさよを、銀次は何とか救うため、あの日の財布を持っている半太を訪ね、半太から受領書をネタに、牧村をゆすったことを聞き、後悔の念にかられた。一方おさよは、次第に銀次に惹かれていった。事情を知った半太は、銀次と監督局を訪ね局長に受領書を示した。山川刑事は監督局汚職を摘発したが、仕立屋銀次の現行犯は遂にあげることが出来ず、銀次は、おさよの面影を胸に旅に出るのだった。

関連するキネマ旬報の記事