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太陽が大好き

  • たいようがだいすき
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  • 平均評点

    65.8点(19人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/5/11
上映時間 95分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督若杉光夫 
脚色原源一 
原作森山啓 
企画大塚和 
撮影井上莞 
美術内田喜三男 
音楽渡辺宙明 
録音秋野能伸 
照明広川栄一郎 
編集丹治睦夫 
スチール寺本正一 

キャスト

出演太田雅子 竹山栄子
垂水悟郎 兄多吉郎
大森義夫 父久吉
浜田光夫 松下宏
鈴木瑞穂 父勝太郎
芦川いづみ 谷本さち子
下絛正巳 父孝造
加地健太郎 菊本
梅野泰靖 立川
信欣三 杉本
石田早苗 八重子
草薙幸二郎 平ちゃん
牧野義介 
鶴丸睦彦 守衛
島田友三郎 駅長
桝谷一政 豆腐屋
大町文夫 隣家の主人
佐々木すみ江 かみさん
宮内偉夫 一郎
杉山元 馬賊
星野和正 管理人
庄司永建 安定所係員
島田敬一 やくざA
安田正利 やくざB

解説

森山啓の同名の小説を「俺は死なないぜ」の原源一が脚色、「川っ風野郎たち」の若杉光夫が監督した青春もの。撮影もコンビの井上莞。

あらすじ

竹山栄子の住む鉱山町は閉山以来さびれる一方だった。父久吉と兄多吉郎は失業し、栄子は夜学に通うかたわら、アルバイトをして生計を助けていた。また同じ長屋に住む松下宏は、組合の書記長多吉郎と共に、閉山反対運動に狂奔していた。だが二人の努力もむなしく、争議は仲間割れをひきおこして失敗した。そんな多吉郎をそっとなぐさめるのは。密かに多吉郡に想いをよせる、染色工場の工員さち子であった。一方宏の父勝太郎は、毎日酒やバクチに明け暮れ、とうとう不況にいたたまれず、町を捨てて出ていくことになった。だが宏にとって、恋する栄子を残して町を出ていくことは何にもましてつらいことだった。そんな時、宏は栄子から「明日を信じなければ、進歩も発展もないわ」と激励され、鉱夫という小さなカラにおさまっている自分の間違いに気付き、高校進字を決心した。それにはまず父親をときふせなければならない。宏は、勝太郎にサイコロを差し出し、自らの運命を賭けて勝負を挑んだ。勝負の目は宏の勝ちと出て、次の日から宏は仕事を探しに町中を歩き廻った。そしてさち子の世話で、染色工場の就職が決った。一方の多吉郎も久吉もさち子の必死の奔走で就職が決った。宏は栄子とのスイート・ホームを夢見て、せっせと貯金していた。が、ある日、そんな宏の貯金五万円が紛失してしまった。父・勝太郎がバクチに使いこんでしまったのだ。宏は怒りに燃えて勝太郎を探し求めた。しかし、やっとある賭場で勝太郎を探しあてたものの、用心棒の手で宏は、線路になげとばされてしまった。翌日の新間は、宏の轢死を報じた。勝太郎は宏の遺骨を抱いてはじめて自らの非を悟った。夕映えの土堤に宏の面影を追い求める栄子の姿がいつまでも、たたずんていた。

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1966年7月上旬夏の特別号

日本映画批評:太陽が大好き