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男の影

  • おとこのかげ
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  • 平均評点

    61.3点(3人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/10/15
上映時間 90分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督大槻義一 
脚色大槻義一 
熊谷勲 
甲斐久尊 
原作菊村到 
製作島津清 
撮影小原治夫 
美術宇野耕司 
音楽木下忠司 
録音熊谷宏 
照明佐久間丈彦 
編集浜村義康 
スチル久保哲男 

キャスト

出演園井啓介 本橋公作
桑野みゆき 長谷川須江子
加藤嘉 長谷川晋作
竹脇無我 長谷川義夫
吉田輝雄 日暮淳太郎
松村達雄 大木戸部長刑事
土紀洋児 捜査主任
三島謙 黒滝
長谷川竜男 小花
植村謙二郎 腰村
江美しのぶ あけみ
尾和義三郎 
山本幸栄 吉原
村上記代 吉原妻
金子勝美 照子
末永功 支局記者小山
和地広幸 支局記者土井
千葉晃一 支局デスク
渡辺紀行 刑事A
土田桂司 刑事B
高木信夫 刑事C
滝久志 刑事D
井上正彦 井上
川村禾門 大学の助手
人見修 測候所員
竹田法一 漁師山田
鬼笑介 漁師A
高杉裕児 漁師B
草香田鶴子 立川の女
水木凉子 中年の女
二階堂博 ピエロ
坂田芳雄 チャップリン

解説

菊村到の原作を「いいかげん馬鹿」の熊谷勲と「海賊船 海の虎」の甲斐久尊、それに大槻義一が共同で脚色、「七人の刑事」の大槻義一が監督したアクションもの。撮影は「落第生とお嬢さん」の小原治夫。

あらすじ

毎朝新聞の敏腕記者本橋は、かつて記者として大先輩であった長谷川から“勝山建設社長自殺の真相”と題する売り込み原稿を受け取った。早速ハマに飛んで調べ始めた本橋は、黒滝組に単身乗り込むと、社長の黒滝に原稿をつきつけ、ホテルでの再会を約して別れた。しかし、約束の夜、ホテルの一室で本橋が見たのは、黒滝の死体であった。犯人の目撃者は、男の影を見たホテルのボーイ吉原のみだ。容疑者は、黒滝組の跡目相続に絡んで、小花と腰村、それに長谷川の息子で、黒滝の運転手の義夫と目されていた。長谷川の家に足を運ぶうち、本橋は、長谷川が執幼に黒滝を追う理由を聞いて愕然とした。かつて長谷川が一線記者であった頃、黒滝組の悪事をあばこうとした彼は黒滝によって、妻を奪われ、妻は自殺へと追いやられてしまったのだ。アル中にひとしい長谷川の生活は、その日から始っていた。義夫が家を出たのも、この暗い家庭が因であった。だが義夫の姉の須江子のけなげな心が、この家を崩壊から守っていた。本橋はいつか須江子に好意をもっていた。事件は吉原が溺死体となってあがったことで、更に進展した。生前吉原は“青”と名のる殺し屋から脅迫されていたのだ。やがて第三の殺人が起きた。小花とボスの席を争う腰村が射殺されたのだ。義夫が腰村殺しの犯人だと自首したが、ベテラン大木戸刑事は、即座に身代りだと見破った。犯人の追求は困難をきわめた。そのうえ本橋にとっては、長谷川さえ疑わしい存在となったのだ。ホテルの黒滝の部屋にあったコップから、長谷川の指紋が検出され、部屋に居たことが立証されたのだ。だが、本橋は新しいニュースをキャッチした。吉原が小花と一緒に、あの日海に出ているのだ。漁師の実証で小花をホシと睨んだ本橋は、国外脱出を企てる小花を追跡して、捕えた何もかもはっきりした。小花が三つの殺人を犯していたのだ。黒滝が死んだ日、長谷川が黒滝を訪れる前に、小花はあの部屋にひそんでいたのだ。本橋の顔にあんどのほほえみが流れた。

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