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無宿者(1964)

  • むしゅくもの
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  • 平均評点

    67.5点(33人)

  • 観たひと

    46

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/8/8
上映時間 88分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督三隅研次 
脚本星川清司 
企画財前定生 
撮影牧浦地志 
美術内藤昭 
音楽池野成 
録音大谷巖 
照明古谷賢次 
編集菅沼完二 
スチル西地正満 

キャスト

出演市川雷蔵 一本松
滝瑛子 お勢以
坪内ミキ子 はる
藤巻潤 黒木弥一郎
石山健二郎 赤鞘の源七
沢村宗之助 三州屋波蔵
水原浩一 儀十
滝患一 鮫の和四郎
安部徹 島屋十兵衛
杉山昌三九 黒木半兵衛
橋本力 毘沙門
玉置一恵 青貝又七
石原須磨男 伍平
浜田雄史 伝次
堀北幸夫 藤八
寺島雄作 杢兵衛
東良之助 老人百姓
愛原光一 彦助
細谷新吾 若い百姓
黒木英男 藤八
高森チズ子 百姓女房
小林加奈枝 百姓母親

解説

「眠狂四郎円月斬り」の星川清司がシナリオを執筆「剣」の三隅研次が監督したヤクザもの。撮影もコンビの牧浦地志。

あらすじ

佐渡金山を背後にひかえたある寒村に、二人の男がやって来た。賭場で知り会った二人は、形身の朱鞘のドスを持つ一本松とかつては武士であった黒木弥一郎だ。この二人は、奇しき因縁で結ばれていた。一本松の父は、五年前、笹子峠で斬殺されていたが、弥一郎の父も、五年前、笹子峠で御用金を拐帯して、姿を消していた。この話しを聞いて以来、一本松は、御用金拐帯を見た父が、弥一郎の父に殺されたにちがいないと信じた。だが弥一郎は、父の潔白を確く信じていた。やがて二人は、人足問屋兼やくざ稼業三州屋波蔵が、二年前から、盛んとなったことを、村の娘おはるから聞くと、二年前から、三州屋の黒幕になったという船問屋、島屋十兵衛の追求を始めた。一本松は十兵衛こそ、弥一郎の父黒木半兵衛の仮の姿だと信じたのだ。一本松は、波蔵をせめて、島屋の正体を吐かせる寸前で、島屋の仔分和四郎によって、波蔵は殺された。波蔵の妹で、器量を見込まれて、島屋の女となったお勢以に、飲み屋で会った一本松は、島屋の背後にもう一人の人物がいることを確かめた。その男こそ、半兵衛だ。一本松はそう信じた。おはるの父儀十も、佐渡から来る船の中には必ず島屋を命令する男がいるという。折よく、金山に労働者を送るため、船が来た。黒木半兵衛を追う一本松の目に、悠然と笑った父源七の顔が映った。一本松に、源七は、半兵衛を殺して金を奪ったと、笑った。一本松は、父を憎んだ。弥一郎もまた仇と狙った。だがそれを察した源七は、弥一郎を射殺した。遂に、一本松は父と対決した。だが父親殺しの汚名を一本松に着せることを恐れた源七は自からの命をたった。死体を前に、一本松の肩はがっくり落ちた。

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