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御金蔵破り

  • ごきんぞうやぶり
  • The Safe-Breakers
  • ----


  • 平均評点

    64.5点(28人)

  • 観たひと

    51

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/8/13
上映時間 93分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督石井輝男 
脚本野上龍雄 
石井輝男 
原案高岩肇 
企画松平乗道 
片桐譲 
撮影脇武夫 
美術塚本隆治 
音楽八木正生 
録音安田俊一 
照明前田光秋 
編集河合勝巳 
スチル福田晃 

キャスト

出演大川橋蔵 半次
片岡千恵蔵 煙りの富蔵
朝丘雪路 おこう
丹波哲郎 勘兵衛
杉浦直樹 神谷帯刀
安部徹 弥太五郎
青木義朗 嘉助
潮健児 丑松
今井健二 梅吉
待田京介 紋太
小田部通麿 庄五郎
伊沢一郎 竹造
堀正夫 林肥後守
岸本教子 さよ
近江雄二郎 伝造
坂口裕三郎 市川新五郎
伏見扇太郎 将軍
京町かおる 老女
高松錦之助 善右衛門
蓑和田良太 吉兵衛
丘郁夫 三右衛門
末広憲二郎 番士

解説

高岩肇の原案を「風の武士」の野上龍雄と「ならず者(1964)」の石井輝男が共同で脚本を執筆、石井輝男が監督したアクション時代劇。撮影は「無法の宿場」の脇武夫。

あらすじ

伝馬町の牢内で、緋牡丹半次は、煙りの富蔵と異名をとる大盗人と知り合った。富蔵は、向っ気の強い半次に、自分の若い時の姿を見る思いで、不思議な愛情を抱くようになった。釈放された半次は、新御番組、神谷帯刀に再会した。半次と帯刀は元同じ旗本であった。だが百俵十人扶持の貧しい家碌のために、権力にこびねばならぬ侍稼業に嫌気がさして、半次は市井にとびこんだのだった。その後帯刀は、筆頭与力目付役林肥後守に取り入り、今では、その娘婿として、将来を約されていた。勝ち誇ったような帯刀の態度に、半次は反感をもった。一方富蔵は、長年江戸城内の御金蔵破りを夢見ていた。富蔵から相談を受けた半次は、帯刀とのこともあり決意した。決行日は八月一日、この日は、徳川家康の江戸開府の祝があるのだ。だが肝心の絵図面が入手できない。富蔵は、花火師玉屋の一人娘おこうが、中臈なのを利用して、絵図面をものにしようとした。その役目をあてられた半次は、激しい情熱をもって、おこうの女心をゆさぶり、お局への道順を聞きだした。さて盗んだ金は大奥の下ごえをとりにくる肥たご船の樽にかくし運搬することに決った。万事準備は整ったと思ったが、おこうの乳姉妹おくめが、弥太五郎の乾分紋太の情婦で、二人の行動を弥太五郎に知らせたため、形勢は不利になって来た。また目明し勘兵衛も二人の後をつけていた。八月一日、御金蔵の警護は組頭に昇進した帯刀を中心に、厳重をきわめていた。弥太五郎たちも、金箱を横どりしようと、半次らのあとを追って乱闘となったが、ついに金箱はおわい船の中に納った。だが津田沼岸で待つ、富蔵と半次を前に、船は金の重味で沈んでいった。だがむしろ晴ればれとした富蔵は、罪の自責に、自から命を絶った。一方半次は、おこうと新しい生活へと出発した。

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