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何処へ(1964)

  • いずこへ
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  • 平均評点

    57.1点(9人)

  • 観たひと

    16

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/6/18
上映時間 93分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督西河克己 
脚色野上龍雄 
原作石坂洋次郎 
企画高木雅行 
撮影高村倉太郎 
美術佐谷晃能 
音楽池田正義 
録音福島信雅 
照明大西美津男 
編集鈴木晄 
スチル坂東正男 

キャスト

出演高橋英樹 伊能琢磨
十朱幸代 玉田艶子
菅野直行 玉田金助
松原智恵子 新太郎
関千恵子 才太郎
浜村純 清水校長
金子信雄 田島教頭
土方弘 石黒事務官
井上昭文 野口教師
木島一郎 坂本教師
桂小かん 田口教師
相原巨典 矢吹教師
井東柳晴 脇本教師
相馬幸子 須貝女教師
西原泰江 久保のり子
石井富子 井上伊保子
田中筆子 井上つね
山田禅二 井上吉蔵
十朱久雄 木山東一郎
武智豊子 木山茂代
桜京美 木山安子
伊藤雄之助 花山大造
清川玉枝 高山すえ

解説

石坂洋次郎の原作を「風の武士」の野上龍雄が脚色、「エデンの海(1976)」の西河克己が監督した文芸もの。撮影は「無頼無法の徒 さぶ」の高村倉太郎。

あらすじ

東北の片田舎、英語教師地伊能は、教育に対する大望を抱いて赴任して来た。新任そうそう、彼のまわりには、彼を口説こうと町の芸者才太郎を始めとして新太郎、それに下宿の娘伊保子も加わってお色気攻勢が続いていた。又奥羽中学でも数学の矢吹、国語の坂本、社会の田口らが伊能の噂に時を過していた。担任の二年B組の教室では、いたずらざかりの金助、実らが、手ぐすねひいて待っていた。ある日金助のことで伊能は体育の野口と衝突した。そして生徒に暴力を振るうべきか否かで職員室は大論争となった。結局校長の折中案でケリがついたものの事務官の石黒のずるそうな目つきは、伊能の印象に残った。そして数日にして伊能がここから知ったことは、子供達の粗野などこか妙に大人びた態度も全く、町全体の雰囲気が原因していることだった。野口派と伊能派はますます対立した。が実は校長の椅子を狙う田島教頭が石黒を使ってあをっていたのだった。折も折、PTA参観の時、金助が、野口先生が合宿でフリチンで風呂に行ったという事件を暴露して野口は一躍フリチン先生のアダ名を頂載した。一方伊能は金助の姉艶子に想いを寄せていた。そんな伊能に新太郎は好意を持っていた。ある夜、鳥海楼の一室に職員間の派閥がすっかりもちこまれ、伊能の出現を待ちわびていたが、丁度宴会に呼ばれた新太郎は、石黒の背広からメモ用紙を抜き取った。翌日、金助が野口先生に捕ったという知らせで、駈けつけた伊能は、木の上に逃げた金助を下で辛抱強く待っている野口の姿を見て、伊能の心から、野口に対する誤解が薄らいでいった。新太郎から受け取ったメモをもとに伊能は野口と田島を糾弾した。平和を取り戻した学校で、伊能と野口ははりきって教鞭を取るのだった。

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