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黒い太陽(1964)

  • くろいたいよう
  • Black Sun
  • Black Sun


  • 平均評点

    69.6点(31人)

  • 観たひと

    48

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/4/19
上映時間 95分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督蔵原惟繕 
脚色山田信夫 
原作河野典生 
企画大塚和 
久保圭之介 
撮影金宇満司 
美術千葉和彦 
音楽黛敏郎 
録音沼倉範夫 
照明吉田一夫 
編集鈴木晄 
スチル荻野昇 

キャスト

出演川地民夫 
チコ・ローランド ギル
千代侑子 ユキ
新田昌玄 技師
山田禅二 所有者
大滝秀治 ポンコツ屋の親爺
高山千草 乾物屋のオカミ
中根実 ニグロのバーテン
野村隆 アヴェックの男
渡辺節子 アヴェックの女
茂手木かすみ ヒッチハイクの女

解説

河野典生の原作を「駈け出し刑事」の山田信夫が脚色、「何か面白いことないか」の蔵原惟繕が監督した社会ドラマ。撮影は金宇満司。

あらすじ

明は黒人のジャズに憑かれたファンキー族だ。衝動だけが明の行動を支配していた。バイタリティに溢れる黒人のムードを彼は敬愛していた。街に出た明はポンコツ車を手に入れると、ドライブへ出た。折しも、白人二人を射殺して逃走中の黒人兵ギルを追って、MPと日本警察が躍起になっていた。その夜、廃墟で黒人兵ギルに会った明は、黒人を見た感激に震えながら親愛感にひたったが興奮したギルは、明の黒人に対する強いあこがれを完全にくずした。姿を消していたギルが戻って来た日、やはり機関銃をつきつけて横柄な態度のギルと明はにらみ合っていた。激しい疲労の末、睡魔に襲われたギルのすきに、機関銃を奪い取り形勢を逆転した明は、その日からギルを完全にロボットにした。白ペンキでギルの顔を塗りつぶして逃走する明、臨時ニュースは、白人に変装して逃走するギルのニュースを告げていた。海に面した海岸で突然、強気なギルが泥水で顔を洗いながら嗚咽するさまをみて、明は今迄の憎しみがうすらいだ。警察の包囲のサーチライトの光りの中、明は機関銃で応戦しながらギルを抱きあげてビルの屋上に登り海を見せようとした。「海へ行かせてくれ!神さまのところへ……」広告用のアドバルンに身体をつけて黒いキリスト、ギルは太陽に迎えられて空中へと舞い上った。

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