男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

黒の駐車場

  • くろのちゅうしゃじょう
  • Lips of Ruin
  • Lips of Ruin


  • 平均評点

    65.9点(34人)

  • 観たひと

    42

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/11/30
上映時間 84分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督弓削太郎 
脚色星川清司 
石松愛弘 
原作黒岩重吾 
企画塚口一雄 
撮影石田博 
美術仲美喜雄 
音楽池野成 
録音須田武雄 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
スチル杉浦博史 

キャスト

出演田宮二郎 泉田敬
藤由紀子 北見典子
見明凡太朗 松崎勇太郎
中田康子 吉野夏子
仲村隆 服部修吉
加茂良子 高橋久子
田中三津子 池永みどり
小沢栄太郎 角沼満次
中条静夫 井上
大山健二 赤沢
吉見明子 花江
千波丈太郎 立花
穂高のり子 美奈
横山明 川上安夫
工藤堅太郎 三郎
川畑愛光 健次
大西恭子 富子
高山京子 光子
中原健 吉沢
松村達雄 寺島

解説

黒岩重吾原作“廃虚の唇”より「眠狂四郎殺法帖」の星川清司と「黒の報告書」の石松愛弘が共同で脚色、「黒の商標」の弓削太郎が監督した、推理もの。撮影もコンビの石田博。

あらすじ

製薬業界の雄、丸木製薬は、最近経営陣が交代し、株屋上りの角沼が社長に就任した。早速、角沼は、下請けの泉薬品社長、泉田に合併の話をもちこんだ。が、泉薬品では目下、服部の独創的な研究で、画期的新薬が完成寸前であったため、慎重にことを運ぼうとしていた。丸木製薬の営業部長松崎に、拾われ、インテリやくざから、まともな人生コースを歩むようになった泉田にとって、丸木製薬に対する恩義は十分に感じていた。ところが、松崎は、突然、原因不明の自殺を計った。松崎と最後まで一緒に行動をとっていた、女給久子もこの日から、姿を消していた。死因に疑惑をもった泉田は、業界紙の敏腕記者北見典子と捜査にのり出した。一方角沼は、新薬発表をいそぎ、臨床事件のいまだなされないまま、強引にジャーナリズムを利用した大発表を行った。当然丸木製薬の株は騰貴した。この発表は業界をわかせたが、丸木製薬に対抗する吉野製薬の女社長、吉野夏子は、ひそかに産業スパイを放し、新薬の秘密を盗もうとたくらんでいた。この間泉田は、尚も、松崎の死因を追求していた。松崎はアスト安価横流しの汚名をきせられ、自殺したと、言い切る、角沼と新営業部津川に、それは嘘構だと迫まる泉田も確証がつかめぬまま、泉田殺し屋立花に襲われた。駐車場中から助けをもとめた久子を救いに行った時の出来事だ。そんな時、角沼は、突如、新薬発表を取り消した。株屋角沼の策戦通りだ。ジャーナリズムの非難は泉田にむけられたが、暴落する株価を前に、一人ほくそえむ角沼だった。そして翌日、マンモスビルを構えた角沼の前に全てを知った泉田が立ちふさがった。松崎の愛人久子を利用して、角沼が計った殺人だったのだ。そして新薬のデーターを盗み完成させたと誇る吉野製薬社長を前に、泉田は、新薬の最大ポイントである部分の特許を取ってあるから、その新薬品は無効だと言い放った。松崎が残していってくれた助言だったのだ。

関連するキネマ旬報の記事

1963年12月上・下旬合併号

日本映画紹介:黒の駐車場

1963年11月上旬号

シナリオ:黒の駐車場