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昭和侠客伝

  • しょうわにんきょうでん
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  • 平均評点

    66.7点(11人)

  • 観たひと

    23

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/10/5
上映時間 91分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督石井輝男 
脚本石井輝男 
企画関政次郎 
撮影山沢義一良 
美術藤田博 
音楽菊池俊輔 
録音広上益弘 
照明桑名史郎 
編集鈴木寛 
スチル田中真紀夫 

キャスト

出演鶴田浩二 重宗
嵐寛寿郎 桜千之助
三井弘次 池上
関山耕司 大月
内田良平 深見
亀石征一郎 雄三
佐藤晟也 
室田日出男 
三田佳子 良子
梅宮辰夫 勝男
待田京介 譲次
岡本四郎 サブ
小林裕子 政子
岡部正純 チャリンコの信坊
潮健児 ハイダシの吉
水原一郎 源治
北川恵一 
平幹二朗 土井
大木実 
宗方祐二 島村
山本麟一 
杉義一 猪股
八名信夫 六造
水城昌人 トラ
安城百合子 富子
三重街恒二 岡田
丘さとみ 雪子
坂本スミ子 梨江
神田隆 清造
香月三千代 やりて婆
木村俊恵 夢子
芦屋雁之助 宮地
志摩栄 仙吉
河合絃司 食堂の主人
金子澄江 女店員
小塚十紀雄 救世軍の男
大木史朗 救世軍の中佐

解説

「親分を倒せ」の石井輝男がオリジナル・シナリオを執筆、監督した任侠もの。撮影は「ギャング同盟」の山沢義一郎。

あらすじ

昭和五年、やくざ桜一家は浅草に縄張りを持ち、関東一円に勇名をはせていた。或る夜桜一家三代目の千之助は、暴漢に刺されるという兇行に出会った。暴漢は桜一家に楯をつく愚連隊あがりの黒帯一家であることは明白だった。しかし、千之助は、やくざ稼業の因果さにいやけがさしていた。それだけに一人娘の良子だけは、堅気な男にと願っていた。しかし良子は桜一家の一の子分重宗に慕情を抱いていた。その頃黒帯一家は愚連隊青空一家を抱きこんでおとなしい桜一家に、ことごとく絡んでいた。そのたびに中に入ってかたをつける重宗の度胸に、魅せられた青空一家の勝男と譲次はぜひとも盃をと懇願した。重宗の行為に怒った千之助は、浅草においては、危いと憂慮する桜一家顧問の池上の言に、重宗は伊勢に身を寄せた。が黒帯一家の噂を耳にしてドス懐に浅草へ帰って来た。そのあとを、弟子にとしたう勝男がついていた。勝男は観音境内で今は妻梨江と屋台をひく譲次が黒帯一家に囲まれているのを救った。が、意趣返しに来た黒帯一家に囲まれ、重宗の居処を吐けとせまったが、勝男は最後まで口を割らず病院にかつぎこまれた。急を聞いてかけつけた重宗は、兄弟分の盃を与え、微笑をうかべて息絶える勝男をみとった。時を同じくして、桜一家の池上が、黒帯一家に刺殺された。千之助の怒りは爆発し殴りこみをかける決心をした。が一足早く、重宗は単身黒帯一家に殴りこみをかけた。襲いかかる白刃に血だるまになって進む重宗は、ついに深傷に膝を折った。応援にかけつけた千之助の心もむなしく、息をひきとった。重宗のなきがらにとりすがる良子の嗚咽を、「男になろう! 男らしく死のう!」という男達の唱和が物悲しく包んだ。

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1963年10月上旬秋の特別号

日本映画紹介:昭和侠客伝