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妖僧

  • ようそう
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  • 平均評点

    59.9点(28人)

  • 観たひと

    47

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 歴史劇
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/10/5
上映時間 98分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督衣笠貞之助 
脚本衣笠貞之助 
相良準 
原案八尋不二 
企画原田光夫 
製作永田雅一 
撮影今井ひろし 
美術柴田篤二 
音楽伊福部昭 
録音大谷巖 
照明加藤博也 
編集菅沼完二 
スチル小牧照 

キャスト

出演市川雷蔵 行道後の道鏡
藤由紀子 女帝
万里昌代 千保
片岡彦三郎 阿部ノ君麻呂
近藤美恵子 広海
小沢栄太郎 藤原ノ清川
城健三朗 藤原ノ良勝
小林勝彦 少尉名地
成田純一郎 市原ノ皇子
丹羽又三郎 少尉松井
島田竜三 大蔵卿犬養
稲葉義男 藤原ノ光成
石黒達也 竹内ノ真人
春本富士夫 中務卿曽根
丸山修 大輔布勢
花布辰男 小輔加茂
中条静夫 大尉秦
杉山昌三九 神部熊千代
南条新太郎 石川百足
山路義人 奴隷の主人
荒木忍 智然僧都
近江輝子 女官宇女
橘公子 女官藤女
小松みどり 老婆
南部彰三 紀浜名
玉置一恵 参議文屋
浜田雄史 参議葛比古
市川謹也 参議大江
春日清 奴隷一
原聖四郎 小輔日下部
藤川準 米内草持
堀北幸夫 今朝丸
岩田正 参議小野
菊野昌代士 老爺
越川一 病気の奴隷

解説

「てんやわんや次郎長道中」の八尋不二の原案より、「嘘(1963)」の衣笠貞之助と「若い樹々」の相良準が共同で執筆、衣笠貞之助が監督した異色王朝もの。撮影は「てんやわんや次郎長道中」の今井ひろし。

あらすじ

厳しい山嶽仏教の修業に百人のうちで唯一人堪えた、行道は、恐るべき魔力を秘めた法力を獲得した。山を下りた行道はその法力を駆使して、病人を治し、やがて、その噂は宮廷に迄およんだ。類まれな美貌の女帝が幼時から不自由であった御足が、とみに悪化してきたというのだ。ひそかに招かれた行道は如意輪の秘法をもって遂に御足の痛みを取り去った。喜びの女帝は行道を重宝にし、忌憚のない言葉に耳を傾けた。政権を欲しいままにする太政大臣・藤原良勝に反感を抱く左大臣・藤原清川、右大臣・藤原光成、大蔵卿犬養らは、行道の勢力に力を得、良勝が金銭を私している事を行道に告げた。この事実を知った良勝は、女帝の耳に達するのを恐れ、行道に刺客をさしむけた。しかし行道の恐るべき法力は、体を貫く刃に一滴の血も流さなかった。追いつめられた良勝は、かねてから不平をかこつ市原の皇子と語らい反逆の兵を挙げた。法術で事を知った行道は、女帝を守るために永久に留まろうと決意、頭を剃り、見違えるような美僧の姿となり名を道鏡と改めた。道鏡の魔力と朝廷側の反撃が功を奏し、良勝の軍は敗走した。女帝の信任をあつくした道鏡は、権力に近づき、女人を愛し、僧の戒律を破った苦悩に悩みつづけた。新に大政大臣に藤原清川が、大政大臣禅師に道鏡が任じられた。女帝の愛寵を深くした道鏡は、天皇の位と同等の法王の位を与えられた。嫉妬に狂った清川は秘かに道鏡を狙った。折も折、女帝は病に犯され必死に如意輪の秘法を念じる道鏡の法力もむなしく、女帝は絶命した。なきながらにとりすがる道鏡の背後から、清川の放った刺客が襲った。かつては、刃も通じなかった道鏡の胸も、今や法力はなく女帝の手を握ったまま崩れた憎の姿があるのみだった。

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