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霧子のタンゴ

  • きりこのたんご
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  • 平均評点

    63.2点(9人)

  • 観たひと

    14

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/8/25
上映時間 86分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督滝沢英輔 
脚色沢村勉 
原作沢野久雄 
製作栗橋正敏 
撮影横山実 
美術松井敏行 
音楽伊部晴美 
録音福島信雅 
照明高島正博 

キャスト

出演松原智恵子 待井千代
南田洋子 姉多恵
松本克平 祖父六平
山内賢 菊川明
小杉勇 大矢木俊一
清水将夫 父亮三
奈良岡朋子 染井鶴
内藤武敏 永田三郎
弘松三郎 トレドの支配人
野村隆 桧竜司
水木英二 栗田啓介
早川由記 シゲ
葵真木子 三輪京子
南寿美子 雨宮ふみ
紀原土耕 浅井久造
青木富夫 佐山清次
榎木兵衛 馬場
近江大介 沖野
糸賀靖雄 平松
芹沢辰夫 西原
進千賀子 靴屋の女店員A
水森久美子 靴屋の女店員B
林浩子 靴屋の女店員C
重盛輝子 ホステスA
千代侑子 ホステスB
小泉郁之助 寿司屋の親爺
伊豆見雄 寿司屋の職人
谷川玲子 バーのマダム
衣笠真寿男 「太陽」の主人
雨宮節子 「鶴の湯」の女中
小柴隆 「トレド」の事務員
島村謙次 バーの客
森みどり バーの女客
武内悦子 若い女
二木草之助 ロマンスグレーの紳士
フランク永井 フランク

解説

沢野久雄原作“河の涯”より「妻という名の女たち」の沢村勉が脚色、「しろばんば」の滝沢英輔が監督した純愛ドラマ。撮影は「若い東京の屋根の下」の横山実。

あらすじ

待井千代はナイト・クラブ“トレド”のクローク係であった。ある日“トレド”の経営者大矢木亮三の息子俊一の現金二十万円が紛失した。立場上千代はその疑いを受けるはめになった。疑いのまなざしを投げる同僚の中にあって、気の重い千代を慰めるのは、千代に好意を寄せるバーテンの菊川明だけであった。“トレド”をやめる決心をした千代をみかねた明は、俊一に信疑をたずねた。しかし、俊一自身二十万をどこで失くしたか見当がつかないのだった。明の努力もむなしく、千代は事件の責任を取って解雇された。しかし皮肉にもその翌日、二十万は、俊一のゆきつけのバーからみつかった。自責の念にかられる亮三親子の世話で千代は亮三の経営する靴店に勤めることになった。千代に好意を寄せる亮三は、千代を俊一の嫁にしたいと考えていた。また千代も、暗い出生の秘密をもつ俊一に同情した。俊一の心はやさしい千代に急速に傾いていった。噂を聞いた明は、千代に確かめるため、川端の路を急いだ……がそこでみたのは俊一が千代に接吻している姿であった。ののしる声を聞いた千代は、自分が本当に愛しているのは明であった事に気づいた。今はレストランのコックをしている明を前に千代は「明さんが好き」とうち明けた。その夜愛の歓喜の中で、二人は俊一の寂しい後姿を忘れることが出来なかった。その頃俊一は、実の母を訪ねて信州の温泉旅館“鶴の湯”に来ていた。女将鶴を母だと信じる俊一に鶴は強く否定した。翌日国道に事故死を遂げた俊一が発見された。霊前にむせぶ明と千代、焼香する鶴の姿もあった。鶴はやっはり俊一の母だったのだ。それから一月後、外国船のコックとして明は旅立った、千代の幸福そうな微笑がそれを見送っていた。

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