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人生劇場 続 飛車角

  • じんせいげきじょうぞくひしゃかく
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  • 平均評点

    63.1点(37人)

  • 観たひと

    63

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/5/25
上映時間 96分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督沢島忠 
脚色相井抗 
原作尾崎士郎 
企画岡田茂 
亀田耕司 
吉田達 
撮影藤井静 
美術進藤誠吾 
音楽佐藤勝 
録音大谷政信 
照明桑名史郎 
編集田中修 
スチル田中牧夫 

キャスト

出演鶴田浩二 飛車角
月形龍之介 吉良常
梅宮辰夫 青成瓢吉
佐久間良子 おとよ
佐久間良子 お澄
村田英雄 寺兼
東野英治郎 堂本親分
潮健児 政吉
佐藤晟也 三次
桐島好夫 
志摩栄 桔梗親分
長門裕之 エントツの坂田
滝島孝二 留次
日尾孝司 綱吉
佐々木孝丸 依田親分
平幹二朗 蔵高三之助
谷本小代子 お蝶
小塚十紀雄 医師
沢彰謙 馬元洪
岡野正純 竜海水
杉義一 大山
上田定光 越智親分
河合絃司 警官
中塚光也 ボーイ
曽根秀介 大崎親分
内藤勝次郎 松宮親分
三重街竜 使いの男
神田隆 高官
大木史朗 吹岡早雄

解説

尾崎士郎原作を相井抗が脚色、前作に続き沢島忠が監督したやくざもの。撮影もコンビの藤井静。

あらすじ

奈良平を斬って四年、再び出獄した飛車角は縁あって新宿の桔梗組に迎えられた。桔梗組が縄張りを浅草の堂本一家に奪われ崩壊寸前にあることを知った飛車角は、正月恒例の親分衆の寄り合いの日、名代として出席した堂本の娘お澄から一切を取戻す誓約書を取った。お澄はかねてから飛車角に惹かれていたし堂本も歩合金を届けに来た彼の侠気に惚れて屈した。桔梗組は建ち直り、飛車角もいつしかおとよにそっくりなお澄に惹かれていった。ある日、飛車角は吉良常の訪問を受けた。新聞社の仕事で満州へ派遣された瓢吉が、行方不明だったおとよが馬賊相手の売春婦をやっているのに出会ったというのである。おとよが不幸だと思ったら一緒になってやってくれ、そうでなかったら帰って来てというお澄の言葉を背に満州へ渡った飛車角は、そこで馬賊陣の女になっているおとよと再会した。しかし陣をかばって働くおとよの必死の顔を見ると、彼女を陣に託して去った。三年後、政府は満州各地の飛行場建設に満人労働者の動員を計画し、その現場監督をやくざに任せることになった。次々に参加する親分の中に、金で男は売れぬとこの国策を蹴ったのは、飛車角と小金一家の寺兼である。だが、寺兼は特務機関の手先、依田親分に狙われ全身血みどろとなって飛車角の許へころがり込んで来た。止めるお澄たちをあとに依田の事務所へ乗り込んだ飛車角は、逆に一味を脅かし颯爽と引き上げるが、子分政吉の裏切にあって背中を拳銃で射ち抜かれ波乱の生涯を閉じた。男を貫き通した飛車角の誇らしい顔とお澄に抱かれた一子勇吉の無邪気な笑い声が、駈けつけた一同の胸をうった。

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1963年6月下旬号

日本映画紹介:人生劇場 続飛車角